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2014年7月31日木曜日

~術後11カ月

ポルトガルへ旅行に行きました。 

首都リスボンを拠点にして、ベレン、シントラ、ロカ岬、カスカイス、ナザレ、オビドス、ファティマなどを9日間、主人といっしょに回ってきました。
梅雨のじめじめした日本から乾季のポルトガルへと、一気に空気が変わりました。


高低差の大きなリスボンの街を、路面電車やバス、メトロが網羅しており、街中にはケーブルカーやエレベーターもありました。
レトロな雰囲気のある路地を、大きくカーブ、上下しながら縦横無尽に走る路面電車からは壁に手が届きそう、テーマパークのアトラクションのようです。




観光のトップシーズンで交通機関が充実していたので、足には思ったほどの強行軍にならずに済みましたが、相当な距離を歩いています。

歩数計を見ると、こんな感じです。単位は歩数。

私にとって連日これだけ歩けるようになったのは、すごいことです。
 











ムーアの城壁の頂上に登って下りたり 
ユーラシア大陸の最西端のロカ岬まで行ったり


これだけ歩くと、さすがにつま先の色んなところが痛みましたが、以前のように痛みで立往生することはありません。
他の神経腫もあるし、小指も痛い、でも手術した部分に関しては、酷使すると痛みと言うより痺れの塊のような、しこりのような感覚です。
足に特に異常のない主人でも、踵や小指が痛いと言っていた位の距離だったので、こんなものだと思います。



2012 5月 イタリア ポンペイ 
2年前、この旅を終えたらモートン病の手術、と決めて、南イタリアを旅しました。 結局はもっと先になってしまいましたけれど。
当時、長距離を歩けるのは、靴底が厚く硬く、しならない、基本形のクロックスだけになっていました。
しかもクッション入りは冬用のものしか見つからず、初夏の南イタリアをこれで歩くのはとても残念!でした。荷重で痛みが増すので、荷物も主人に持ってもらっていました。
靴底が全くしならないのは、神経腫には少し楽ですが、代わりに太ももやふくらはぎはパンパンに疲れたのを思い出します。





今回、インソールを3回調整してもらった、このドイツのメーカーのコンフォートサンダルを履いて行きました。靴自体の添いがいい感じだったので、インソールもつけてもらいました。
私はこれまでインソールを作ってもらって、あまりよかった試しがありません。
シューフィッターの方は、モートン病知識は持っているかたが多いですが、モートン病ならば「中足骨部のやや踵よりの中央部分をサポートし大きく持ち上げる」と言う教科書的なインソールを作ろうとします。 

私の場合、そういうインソールは却って痛みがでるのです。 
2014 7月 ポルトガル ベレンの塔 
結局は痛くて歩けないので、インソールのサポートを私の好みに少しずつ削ってもらいました。
教科書的なことが万人向けではないということです。
インソールでの痛みの調整は難しい、ないよりはあったほうがいい位と感じており、大事なのはやはり靴自体です。


全体的に軽くクッションを入れてもらい、かかとがブレないように成型してもらいました。この靴はとても歩きやすいです。





実のところ、この旅行前に、8年来の持病の耳の不調が起き(低音障害型感音性難聴、蝸牛メニエール病)、ぎりぎりまで出発を迷っていました。 
足の方より耳のことで頭がいっぱいの状況で出発しました。

この病気の今回の経過ですが、医師のアドバイスもありメニエルの難聴発作中に長く飛行機に乗る選択をして、同病の方の参考になることもあるかもしれません。
時間があればざっと書き留めます。

蝸牛メニエール病になると、低音障害型感音性難聴が繰り返し起き、難聴とめまいが進行していくと言われています。

突発性難聴とは別の疾患ですので、絶対に参考にしないでくださいね。



2014年7月24日木曜日

~術後10ヵ月

親戚の結婚式がありました。

式場のホテルまではフラットな靴で行き、ホテルで5センチヒールのパンプスに履き替えました。
パンプス自体長く履いたことがないですし、今なら色んな工夫のある歩きやすいパンプスがあるようですが、会場だけなら大丈夫だと思い、昔の5センチパンプスを引っ張り出し履いてみました。

パンプスの指先のしめつけの窮屈な感じに不慣れなことと、前の方、中足骨部に体重がかかることになるので、痺れがきつくて気持ちが悪く、披露宴中テーブルの下で靴を脱ぎ、見えないようにずっと靴の上に足を置いていました。

その場だけでもヒールを履きたい場合は3センチ位のもので、工夫のあるものにしないといけないと思います。
でも私さえ気にしなければ、どうしてもヒールでなければならない状況など、今後あまりないかもしれません。


お年寄りでも、たまにエレガントに華奢なヒールを履いている方を見かけますが、ほんとにまれな、運のよい方なんでしょうね。