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2013年12月24日火曜日

➀ モートン病の手術を受けました。


夏にモートン病の手術を受け、それから数か月が経過しました。
リアルタイムではありませんが、これまでの術後経過を振り返り、年明けから時系列で手術記を書こうと思います。


今回、右足の第3、4指間の神経腫の切除と癒着していた部分の神経の剥離手術を受けました。
執刀医からは「きれいに全部掃除しました」とのことです。

今回の手術で右足をしっかり使えるようになれば、バランスが整い、左足の神経腫やほかの炎症も今よりよい状態になる可能性があるそうなので、左足は経過観察です。
実際に昨年の冬より、今年の方が左足はいい感じです。右足に均等に体重をかけられるようになったからでしょう。


術後は予想していたよりもずっと強い違和感や、痛みにも近い描写しがたい感覚がしばらく続き、戸惑いましたが、今振り返れば経過自体は順調だったと言えますし、今も回復中です。


術後、神経腫を切除と引き換えに得た違和感の存在感は大きく、これで大丈夫なのかと焦り、不安になりました。
しかしそれらも時間の経過とともに薄皮をはぐように楽になり、月単位で改善していっており、まさに日にち薬です。

モートン病の痛みに似た感覚も術後しばらく残存していましたが、今は消失し、長い距離を歩くことが可能になりました。

              一言でまとめを言うと、手術してよかったと思っています。


ブログの初めにも書きましたが、このブログは私のケースは神経腫切除の効果が期待できない(痛みが残る)からと、いったん決定していたモートン病の手術を却下された頃に書き始めました。


何軒も病院に通った末にたどり着いた、足の外科の偉い先生の言葉だったので、とても落ち込み、それは今後の人生を考えると受け容れにくいものでした。

(当時、私は特殊な痛み止め・・・本来は痛み止めではないが、神経系の痛み止めとしての効能の可能性があるお薬・・・を大学病院で処方され、その痛み止めはごくぼんやりと痛みを和らげていたかな、という程度でした。

実のところは、薬の実験に近いようなことをされて、経過観察のため突然手術が却下された、というところかと感じています。 
やっと決心した手術の空きベッド待機中、突然そのはしごを外され、お茶を濁す程度の治療に戻されたのはきつい経験でした。)


果たしてその医師の見解は正しいのか?今後どうしたらよいのか?その根拠を見つけるため海外のサイトを読み漁りました。

当初は海外からのアクセスもあり、私が知り得る以上の有益な情報を海外から得られるのではないかと期待もしました。


結果は基本に立ち返り、「痛みがモートン神経腫によるものであることが確かでさえあれば、手術はきっと有効だろう」と私なりの理解と判断をしたちょうどそのころ、縁あって別の経験豊かな足の外科の先生に診てもらうことができ、その先生から積極的に手術へと肩を押していただき、手術に至る流れとなりました。


神経の手術は予後の見通しが難しく、人によりそれぞれ神経圧迫の病状も、回復の仕方も経過も、感じ方にも差があります。


この手術記は私の主観に基づいた私のケースの記録です。

忘れないうちに取っていたメモを振り返りながら、少しづつアップしていきます。

この病に悩み、手術を検討されている他の患者さんの参考になれば幸いです。