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2013年7月29日月曜日

ある外科医のつぶやきから モートン病 大事なこと ③ふくらはぎのストレッチ

大事なこと③番目  
前にもふくらはぎのストレッチについて書きましたが、この先生もまた治療の一環として強くふくらはぎのストレッチを薦めています。
ここまで断言されるなら、初期に痛みを感じて神経腫状態になるまでにしっかりやっていれば、何らかの効果があるのだろうと思います。 足先の神経はふくらはぎの方から来ているのですから。


「ふくらはぎのストレッチがモートン神経種の解決の鍵かもしれません。
私はモートン病患者の60パーセントが、毎日ちゃんとストレッチを続けることで痛みが軽くなることを、思いもかけずに発見しました。

これは確かに科学的には立証されてはいません。
でもこの発見によって私の患者が多く手術をしないで済んできました。 

なぜそうなのかについては、まあ私なりの理論もあるのですが、とりあえずはこれが立証できたらすごいな・・・とぐらいでお許しください。
どこかの賢い人が私の説は間違っていると・・・もしくは正しいと、いつか証明してくれるかもしれません。」




引用 Morton’s Neuroma: Controversial to Say the Least
http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/

                            ” Calf stretching might be the answer to MN.
I have found through serendipity that consistent, daily, dedicated calf stretching relieves the pain from MN in about 60% of cases. This is anecdotal for sure, but this surprise in my practice has saved a lot of surgeries. While I have theories as to why this might be true, let’s just say that it is intriguing and would really be awesome if it bears out. Who knows, maybe some smart guy will come along and prove me wrong…or right.”

2013年7月25日木曜日

ある外科医のつぶやきから モートン病3つの大事な点 ②手術

ある外科医のつぶやき、「モートン病について」引用の3つのうちの②つめです。

これにも考えさせられます。
やはり診断、治療、手術、すべてによい病院や医師に出会うことが大事、これにつきると思います。

(これはあくまでも下記の海外サイトの翻訳であることを繰り返します。)


「②番目に大事なこと

切除手術後のモートン神経種の”再発”はありません。私はずっとこう言いたいと思っていました。 
異論もたくさんあるでしょうし、とんでもないと思われるかもしれませんが、事実ですからね。 
これを胸から吐き出して、すっとしています。
では”再発”って何でしょう?これは単に切除後に術前の痛みが戻る場合や、「あなたの神経種が再び成長する」という意味合いです。

”再発”という言葉の使い方で、なんだかこの失敗がまるでマジックか不運、または患者の落ち度のようにも聞こえます。 
また一方で、これはまた医師の落ち度でもないということを暗に言っています。

本当のところ、AO(アメリカ整形外科学会)によると、術後の痛みが戻るのは、2つのカテゴリーに分けられます。

元々の誤診の場合と、正真正銘の神経腫であっても、それを完全に取り除くことに失敗した場合とです。
専門家であってもモートン病の正確な診断は難しく、せいぜい95%の正確さです。
これはどういうことかというと、もし私があなたを手術室に連れて行っても、私にもあなたの診断時に5パーセントの間違いがあるということです。
申し訳ありませんがですが、それが私のできる最善なのです。そして私の患者の一人一人は、そのことを分かってくれていると確信しています。

実際に神経種があった場合は、不完全な切除だった場合や、また何も切除しなかったこと(もともと的が外れたりしてetc・・)が”再発”の原因です。 
神経が切断されると、結果的には真の神経腫切除となりますし、もしそれがWBの領域に残されると、痛みは術前と同じかもっと悪くなるでしょう。
もし、もともと的外れな手術である場合は、まあ、それは言うまでもない結果となります。

実際に手術となる場合は、しっかりとした診断を受けて、経験の多い熟練した学会医を探してください。」


引用 http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
”2. There is no such thing as “recurrence” of a MN after a surgical excision.
I have always wanted to say that because it’s so controversial and offbeat, but true. Man-o-shevitz, it feels so good to get that off my chest. So what is a “recurrence?” This is simply a case of your pre-op pain returning after surgical excision, or code for: your neuroma grew back. Somehow use of the word “recurrence” makes this failure seem more like magic or bad luck or maybe the patient’s fault. On the other hand, it also implies this is not the doctor’s fault.
The truth is, according to the AO, return of your pain post-op falls into two categories. Misdiagnosis and failure to actually remove a bonafide MN. Accurate diagnosis of a MN by a specialist can be difficult and is at best 95% accurate. That means that when I take you to the operating room, I will be wrong 5% of the time about your diagnosis. Sorry, but that is the best I can do, and I make sure every one of my patients know that. Incomplete removal or no removal at all (air ball, air ball, etc.) is the reason for “recurrence” when there actually is a MN. When the nerve is cut, what results is an true amputation neuroma and if it is left in the WB area you will continue to have pain just like or worse than you had prior to surgery. And if there is an air ball, well, that speaks for itself. When it comes to surgery, get a solid diagnosis and pick an experienced fellowship trained surgeon.”

2013年7月18日木曜日

病院を変えました。


違う先生に診ていただくことになりました。


いい結果となりますように。

2013年7月17日水曜日

ある外科医のつぶやきから モートン病3つの大事な点 ➀診断

私は初期の患者ではなく、次の治療段階は手術しかないので、どうしても手術に関する記述に目が行きます。

これはあるアメリカの足の専門医(26年間現役)のブログからの引用です。
「怒れる整形外科医のブログ」というブログ名から推察して熱いお医者さんらしく、様々な足の疾患についての自分の考え方を書いています。
その中で、モートン病診断、手術に対して長年の経験からの見方を書いている部分を引用します。日本の整形外科の先生の生の声はなかなか聞けないので興味深く読みました。

この医師の意見が正しいかどうかは私にはわかりませんが、とても大事なポイントであると感じます。 
こういう点を再考して、医師に疑問に思ったことがあれば尋ねてみることですね。 
実際診察室ではあれこれ聞くのはとても難しいですけれど。

モートン病についての3つの大事なことがあるそうです、まずはその➀番目です。

「ここが大事なことです。 あなたがモートン神経腫について、今知らなくても知っておいたほうがいいかもしれない3点があります。
これは科学的な根拠はないですが、私の26年間の経験と観察の集大成です。

➀ MRIというものはモートン神経種の確定的な診断テストではありません!
ここをはっきりさせておきたいのですが、MRIは決してモートン神経種の診断確定を補うものではありません。 

もし医師があなたにモートン病を疑い、その診断を確定するためにMRI検査を薦めるなら、またはすでにMRIで確定されていてその情報に基づいて手術を薦められるなら、逃げてください!

このことを考慮して、もしあなたの医師がモートン病の診断に迷い、ほかの可能性のある問題をよりはっきりとさせる手助けのためにMRIを薦めるなら、それならMRIはいいでしょう。
これはほかのあり得る問題の除外/診断に立ち返ることになるからです。
超音波検査結果だけに頼る診断も同様に疑わしいです。

ここが大事な部分ですが、私たち(医師)がどんな診断テストを使おうとも、それらの点と点をつなげていくことが私たちの責任です。これは臨床相関を呼ばれます。」


この医師はMRIに神経腫が映っただけで手術するのは適切ではない、MRIでほかの問題や疾患の可能性の除外の方が重要であると言っています。 
足の複雑な構造の中で、他の問題や疾患があれば、たとえ神経種を切除しても結果はよくないということなのですね。 

海外のサイトで、別の医師の「他の疾患でMRI検査をして、たまたまモートン神経腫が見つかったのだが、全くモートン病の痛みのない患者がいた。」また「MRI所見でミシシッピー州で最大と思うような神経腫を持った患者さんが、ほんの数週間前から患部が痛むという。大きさからすると、ず~っとあったはずなのだが・・・」という記述を読みました。
MRIで神経腫の存在が確定しても、それが痛みの元だと確定できない(すごくクロに近いとしても)ことがあるとわかります。この場合は、腰にMRIでヘルニア所見があっても、特に痛みの自覚がない人がいるのと同じようなものでしょうか。

MRIに神経腫が映れば診断確定で、それを切除すれば楽になるのでは?と短絡的に考えてしまいますが、人によってモートン病手術の効果に大きく差があり、医師が手術に躊躇するのは、こういうことも一つの理由なのでしょうね。

結局は経験豊かないい医師に診てもらうということ、手術については特にこれしかないということです。



引用http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
”Here is the point. There are three things you don’t know about MN that you might need to know. This is not science and is the culmination of 26 years of experience and observation.
1. An MRI is not a valid diagnostic test for MN!
Let me make this clear, an MRI is in no way able to aide in the diagnosis of a MN. If your doctor suspects a MN and suggests an MRI to “confirm” the diagnosis, or you already have an MRI “positive” for a MN and surgery is suggested based on this info, RUN. In deference to this, if your doc is struggling with the diagnosis of a possible MN and suggests an MRI to help better define other potential problems, then an MRI is probably okay. This gets back to the rule out/diagnosis of exclusion thing. Ultrasound is questionable as well. Here’s the thing, no matter what diagnostic test we use, it is our responsibility to connect the dots. It is called clinical correlation.”

2013年7月9日火曜日

神経凍結アブレーション手術(cryogenic neuroablation)の映像がありました。


神経凍結アブレーション手術の映像がいくつかYouTubeにありました。
アップされた時期を見ると、少なくとも2~3年前からやっているようです。
繊細な治療と想像していましたが、割と大胆に低温の器具を患部に入れています。

元々日本には我慢や忍耐がよいとされる土壌があり、モートン病についても、痛みに対しても患者にぎりぎりのところまで我慢してくださいという空気があります。
そして患者側も目に見える疾患ではないので、周りに言わず耐えます。

安全性が高い手術ならばぜひ研究をお願いします。(←お医者さんに)







こちらも同じく





2013年7月1日月曜日

You Tube より モートン病関連映像 


You Tubeには多くのモートン病関連の映像があり、視覚情報だけでも何となくわかります。

この疾患についての詳細、手術の映像、患者の経験談や医師の話 etc・・色々あります。
実際の手術の映像もいくつかあり、中には胸がゾワゾワした強烈な映像もありました。





      You Tubeにアップされたある患者さんの手術後の経過。
      二日目にはもう松葉杖なしで足を引きずって歩いています。
      この患者さんは特に順調な回復をされた例だと思います。
      みんながこうだといいですね。 (最後のほうにちょっと生々しい映像あり。)

     


               

モートン病がどういう疾患なのかが映像でわかりやすく説明されています。                              













  神経腫の切除手術のイメージ映像です。