Translate

2014年1月30日木曜日

~術後1ヵ月半



木の棒のような内部の異物感は、朝起きたころが特に硬く強く感じます。


足を使うと、4指の根元に紐を巻いたようなきつい痺れが起き、これは術前の痺れや手術後の指の無感覚とは別物で、膨れ上がったようないやな感覚です。 
そういう時は動きも悪くなります。
もしこんな痺れが残ってしまったら・・・。 


整形学的に順調であることは嬉しいです。(機能的問題がないのは基本的なことですが。)

それでも、手術前とは痛みの種類が違い、一概に比べられませんが、強い違和感や別の痛みが出現して、よくなっている実感はないのです。


存在感を増すつま先の様々な感覚、その中で動かすことのプレッシャーがあり、退院後から手術後2か月までは、足の感覚上も気持ちの上でもしんどい時期でした。


この時点のはっきりした改善は、モートン病の放散痛が無くなったことだけしかわかりませんでした。

2014年1月28日火曜日

~術後1ヵ月

一か月が経ちました。
退院後もリハビリの指運動等を続け、痛くて暑い毎日ですが出来るだけ歩いています。

退院後の初めての診察で、まだ痛むのは普通のこと、関節の動き、指の筋力とも問題なく順調だと言われました。

可能ならつま先立ちをして加重するように、痛さに負けずどんどん歩く時間、距離を伸ばすようにといわれました。

この状態でつま先立ちか、う~ん、ハード・・怖い・・・でもやらなくっちゃ。



まだまだ手術の効果を実感するには至っていません。


夕方足が疲れたころ、4指の付け根にセロテープをきゅっと巻き付けたようなきつい痺れが出始めました。
これも気持ちが悪くて仕方ありません。


棒のような違和感も、この付け根の痺れも、靴を履いているときの方が感じにくく、裸足になるとより自覚されます。


たくさん歩いた後の方が、硬い違和感が薄くなるようです。






2014年1月27日月曜日

術後19~25日目

概して少しづつ痛みが楽になり、痺れがきつくなってきました。

日常生活、家事は大変ですが、自分ペースで可能です。

 
家の中で硬いフローリングを裸足で歩く時など、特にお風呂のタイルの上に足を置く時、足裏の堅い違和感を強く感じ、これがとても辛いです。

 
暑い夏でしたが、裸足では歩けず、違和感を和らげるために冬用の毛のついた低反発クッションのスリッパを常に履いていました。


酷暑の中、この足で外で歩くのは気が滅入り、また外だとどこまで足が持つかわからないので、自転車を手で押しながらのゆっくり歩行になります。


今後のこともあるので、試しに車の運転ができるかやって見ました


手術前は、アクセルに足を置いているだけですぐ圧迫痛と痺れが起きて、我慢できず裸足で運転したことも度々だったので、運転再開のチャレンジは、この手術の効果の試金石でもありました。


緊張して乗りましたが、結果はなんとかOK、安堵しました。

運転が出来れば、車でエアコンの効いたモールやスーパー、デパートに行き、歩く練習をし、
しんどくなれば休めて、移動にも買い物にも便利です。 


2014年1月25日土曜日

術後18日目 退院



家族に迎えに来てもらい退院しました。


歩くための靴探しでは苦労してきたので、色々な靴を持っていますが、現状、足の浮腫みのため履ける靴が大きなクロックスだけしかないようです。
 
 
主人が普段は単身赴任、子供たちは独立しているので、自分一人で行動できるよう、歩ける靴を手に入れるのが急務です。
 
見た目どうこう言っている場合ではないですが、クロックスはワイルドすぎて、外出には抵抗があります。
 
 
退院の夜、家族と外食しました。

靴を履いて座っていると、手術前に靴を履くと4指に出現していた、憶えのある締め上げるようなモートン病の痛みが....あれ?


靴を脱いだら痛みが去るのも手術前と同じです。あれ?
 
一挙に食欲が萎えてしまいましたが、ずっと心配をかけている家族にはその場で言えませんでした。

 
その後も靴を履くと、このモートン病の圧迫痛に似たものはしばらく出ていましたが、4ヶ月経った頃には消えて行きました。

 
先生も色んな感覚が出てくるとおっしゃっていたし、今となれば経過上の事だったと分かりますが、当時は先が見えないような気持ちでした。

 




 

2014年1月23日木曜日

術後15~17日目


浮腫みが徐々に引いてきて、足裏にしわができました。

指の痛みが全般的に引いてきています。

足元がしっかりしてくると、指にこれまで感じなかったような、糸が張ったようなチクチクした痛みや根元にひもを縛ったような感覚、色んなものが出現します。


スリッパが緩衝になって多少ごまかせますが、内部に木の棒があるような違和感がきつくて、ため息が出ます。


退院前の最後の診察がありました。


〇 当分、違和感を感じにくいように、底がぶ厚く、土踏まずをしっかりサポートする、柔らかい素材のインソールがはいった靴を履いた方が楽だろう。
家の中でも、楽ならばスリッパを使用したほうがいい。(モートン病一般とおなじですね)

多くの場合、違和感は自然に取れていくので、慣れる努力の必要はない。 


〇 痛くてもどんどん出来るだけ歩く、足を使う、これからこの足でどれだけの距離を歩くかが回復に繋がる。
  
       ↑

これは先生が初めから強調されていました。

手術直後からのリハビリに戸惑いはありましたけれど、ここまで来たら先生の方針通り今後もやるしかありません。


2014年1月22日水曜日

術後12~14日目



手を添えれば怖々足指の背曲がゆっくり出来るようになり、リハビリでは松葉杖を外した歩行が始まりました。

3、4指の痛みはましになっていますが、堅い違和感をますます感じます。


勇気を出して踏みしめているつもりでも、リハビリの先生からは腰が引けて、つま先には体重が乗っていない、踵を頼ってしまっている、と言われます。


神経を取り感覚がないのに、なぜ痛みがあるのでしょう。


退院後の生活のために階段の昇降練習もありました。
まっすぐ降りられるようになるのはいつのことやら、降りるのは大変です。



事情により、退院が一週間延びました。

病院にいると時間が止まったようで、つい意識が足の方に行ってしまいます。
気持ちを紛らすことができないので日常生活に早く戻りたいですが、仕方がありません。

退院後の生活がスムーズにいくように、病院でしっかり準備します。
 

 

                

2014年1月17日金曜日

術後9~11日

残りの抜糸が済み、傷の見た目はとてもきれいに治ってきています。

濡らしたタオルの足指での手繰り寄せと背曲の練習が始まりました。

初めはは3,4指は力が入らず、タオルの上をかすってばかりでしたが、このタオルの手繰り寄せ運動は、のちには重りを付けてやりました。


以前、お医者さんに足指や足裏の筋肉を付けるためにタオルの手繰り寄せの運動を薦められ、足指のグーチョキパー運動と共にしていましたが、乾いたタオルで重りもつけずに軽々やっていたので、あまり意味がなかったと思います。



抜糸が終わったので、ようやくお風呂に入れるようになりました。
体を拭くのに毎日熱い蒸しタオルを5枚が支給され、シャンプーは洗面台でできましたが、夏の事でもあり、ほんとにお風呂にはいりたかった。


スリッパで歩くのとは違い、お風呂場の堅いタイルの上を素足で歩くと、2、3指下の堅い違和感がさらに自覚され、右足を床に付けていられない位に気持ちが悪く感じました。


前日の先生の言葉で安堵したはずが、久々にお風呂に入った清々しさより、よくなるのだろうかと思った不安の方が記憶にあります。

                

2014年1月14日火曜日

術後8日目


傷の半分の抜糸をしました。
まだ先が見えませんが、整形外科的には術後の経過はよいようです。

2指と3指間下にある膨れたような堅い違和感は、荷重が増えるにつれますます存在感を増してきました。

堅い棒が内部にある感覚なのですが、実際はもちろんないのです。


これは痛みよりもっと気になります。
神経腫が無くなったのに、これでしっかり歩けるようになるのだろうかと、落ち込みます。


3,4指はたまに糸を張ったような痛みが走り、屈曲するとしっかりと力が入らず、他の指に比べ浮いています。   
皮膚も表面がピリピリしています。

不安になり主治医にこれらのことを質問しました。

私の不安とは裏腹に、これらを特に気にされず、答えは下記の通りでした。


「神経を切っているので、感覚的な問題は今後も出現するかもしれないが、神経切除後の過程上あり得るものである。

3,4指の痛みは今はしばらくあってしかるべきもの。

無理はしないほうがいいが、痛くても動かして歩く方がよい。。

無理をしすぎたと思ったら、次の日は休む、位の気持ちでどんどん動かすこと。

患者さんは術後様々な症状を訴える場合があるが、大抵のものはゆっくりと消失していく。

違和感を訴え方も様々で、足にじゃりや石、米粒が入ったように痛む、という表現をされる人もいるが、ほとんどの方は時間の経過でよくなっていく。」

先生の言葉で一応安堵しました。









2014年1月13日月曜日

術後7日目


足をおろすとジンジンします。

ガーゼの交換があり、足裏に薄く敷いていたスポンジを取りました。


指の付け根の団子状になっていたガーゼが取れたのですっきりしましたが、スポンジが無くなって直接スリッパに足裏が当たると、ゴロゴロした違和感がよりはっきりしました。


これを痛みと表現するのか、何と言ったらよいのか・・・。


まるでつま先に縦長の木の棒が一本入っているような、硬い小さなバルーンが埋まったような、とても気持ち悪い感覚です。


モートン病独特の、踏み込むとパキッとなる放散痛は消失しています。
何度も踏み込み、指に走る痛みは出ないことを確認しました。

2014年1月12日日曜日

術後6日目

痛みは前日よりましです。

でも立っていても、かかとで踏ん張っても、布団が指にかかっているだけでも、足先がジンジン痛みます。


包帯の巻き替え、消毒等は行われません。



         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

入院中、フライバーグ病の手術で入院中の学生さんと知り合いました。

フライバーグ病(ケーラー病とも言う)は、多くの場合患者は若い女性で、足指3,4指下の中足骨が割れる病気です。(骨折ではありません)

モートン病と痛みの場所は似ていますが、痛み方は違うようです。
色んな疾患があるのですね。

その人も大学病院にかかるまで病院を転々とし、数年前に片足の手術をした後、もう片方の足も同じ病になり今回の手術になったそうです。


初めの手術では遅々とした回復に不安だったけれども、ちゃんと回復したので、二度目の今回はあまり心配していない、Laraさんもきっと大丈夫ですよ!と励ましてもらいました。


今回の入院で、両足が年数を開けて同じ病気に罹患し、片方ずつ手術したという患者さんをよく聞きました。

2014年1月11日土曜日

術後5日目

片松葉杖にして歩行練習をしました。 早いです。

踵歩きではなく、患部にしっかり体重を乗せる普通の歩き方が目標のようですが、痛みと怖さで腰が引けます。


歩くと時折第2、3指の先の方に鋭い痛みが走ります。

術前の痛みとは似て非なる感覚です。

不思議に傷自体の痛みは感じませんが、指や周辺の痛みと違和感が強いので、それで紛れているのかもしれません。


包帯の中でガーゼが団子状になって、2,3指間に残る小さな神経腫のある場所を刺激しているのか、痛みのような違和感が時間と共にでてきました。

            

2014年1月10日金曜日

術後4日目


3.4指だけでなく、第2指もしびれて痛く、切った部分の裏にはどんと重いような痛みがあります。

主治医より順調なので、明日からリハビリでは片松葉杖にして、全荷重で歩行するように、車いすともう片方の松葉杖は、出来るだけ使わないようにとのことです。

しかし、これまでなかった色いろな感覚が出てきて全荷重は勇気が要ります。


手術直後から、結構きついリハビリが進んでいきます。

2014年1月8日水曜日

術後3日目


リハビリで少しだけ右足に体重をかけられるようになりましたが、まだまだ怖いです。
包帯でグルグル巻きのままです。

車いすに頼らず、出来るだけ手術した足を使い、松葉杖でどんどん歩行するようにと言われました。 

なぜか第2指の下辺りが痛み、痺れます。
手術していない2,3指間の小さな神経腫が痛んでいるのでしょうか。

少し足のむくみがあります。


2014年1月7日火曜日

術後2日目

朝に酸素マスクが、お昼頃に点滴などが外れました。
ベッドから起きて一人で車いすでお手洗いに行けるようになりました。
足底にはマットのようなものがついています。

午後、早速リハビリ室で松葉杖の使い方を教えてもらいました。
片足を庇うように松葉杖を使うのではなく、できるだけ早期に全荷重で両足で歩くのを目標にとのことですが、前日に手術をしたばかり、痛さと怖さで、とても手術した方の足には体重がかけられません。

取り敢えず松葉杖で移動できるようにはなりましたが、車いすの方が楽です。

リハビリ室で恐る恐る患部を床につき、術前には床に足を置くとポコポコ上下していた神経腫が消失したのがはっきりわかりました。

完全ではありませんが、当然3指4指の感覚は術前よりもっと痺れています。

2014年1月6日月曜日

入院~モートン病手術当日 


手術の前々日に入院、前日に全身麻酔の説明などがありました。
入院の予定は2週間でしたが、諸所の事情により結局3週間入院しました。


肺の疾患があるので肺のCTを撮りました。全身麻酔は大きく分けると二つのタイプがあるそうですが、今回の麻酔は口の中でバルーンを膨らませる方法なので肺への影響はないとの結果でした。

手術後はギブスなしで、翌日からリハビリをし、できるだけ早期から全荷重で歩くように、との主治医からの指示を聞きました。


これまでほかのモートン病患者さんの手術記ブログでは、術後はギブス固定をしたり、できるだけ手術した足に体重をかけずに安静、また歩行が始まっても踵歩きの時間がとても長いようでしたので、正反対の指示にとても心配になりました。
でも私は先生を信じ指示に従うしかありません。

執刀医は足の外科学会に所属されている専門医です。


酷暑の時期だったので、手術室に行く頃は手術のための朝からの水分制限で喉がカラカラに干上がっていました。

手術室に入ったのが1時半、出てきたのが家族によると3時45分だったので、前後の麻酔の処置等の時間を考慮すると手術自体は1時間15分位だったようです。


手術は全身麻酔、足の甲からメスを入れ、神経を糸状のもので釣り上げるような形で行い、リスクの一つである断端神経腫が形成されないように、神経の先端は切りっぱなしにせず筋肉の中に埋め込んだと後に説明を受けました。

(その先生の執刀でのモートン病の手術後に断端神経腫が出来てしまった経験はないそうですが、ごくまれに起きることはあるそうです。)


右足のすべての指が痛む感覚と共に麻酔から醒めました。
「足がいたい・・・」とまわらないロレツで言ったのを憶えています。

術後すぐ痛み止め剤を点滴に入れてもらったらしいのですが、切った傷の所ではなく、指全体が真夜中までひどく痛みました。
まるで神経腫が最後まであがいているかのよう。


一本だけ痛み止めを追加できると言われましたが、ピークがいつか分からないので、もう少し我慢我慢・・と思ううちに、急性の痛みは去りました。

患部は包帯でグルグル巻きで、足を高くした状態で仰臥。