英語のサイトのモートン病(Morton's Neuroma)関連の情報を日本語にします。治療、手術、診断の道しるべになる新しいことが見つけられたらと願っています。 I would like to find a cure for my Morton's neuroma. 追記:手術を受けました。経過をアップします。
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2013年12月25日水曜日
② モートン病の手術を受けました。
この十年、何とかこの痛みと付き合ってこれたのは、私が主婦で子供も成長しており、自分ペースの行動が可能であったことは大きいです。
外で仕事を持つ場合、特にそれが立ち仕事や足を使う仕事の場合は、もっと早期に切実に手術の決断に迫られることでしょう。
術後はモートン病による痛みの消失は実感しますが、しばらくは引き換えの違和感や痛み等がしっかりとありましたので、手術を受ける場合、もし選べるのであれば、根気よく改善を待てるように時間的にも気力的にも余裕のある時期がよいかと思います。
皮肉なことに、モートン病を発病した10年前、家族が海外に単身赴任となり、そこを拠点に私の行動範囲が一挙に広がりました。
モートン病を持ちながらも、この10年いろんな場所に行きました。
旅は日常以上に歩きます。
長い距離を歩けないもどかしさ、一つ一つの旅に、モートンの痛みの記憶がペアであります。
靴を脱ぎ、休み、替え靴に履き替え、インソールを出したり入れたり、家族に助けてもらいながら色々な国を旅しました。
旅の途中でモートンの足を庇ううちに、脚の付け根がひどく痛み、脚が上がらなくなり、このまま歩けなくなるのでは、と恐怖を感じたことがありました。
こういう経験を繰り返し、手術以外の方法はないと判りながらも迷走し、手術を実際に受けるまで、また時間がかかっています。
モートン病以外の身体の不調にも悩んだ10数年、却って行動することへの憧れは強くなり、自然に万物に一期一会の気持ちを持つようになりました。
歩くことは生きること、旅することは生きること、と思っていました。
振り返れば、不思議なことに初期にはほとんど痛みの記憶の伴わない旅もたまにありました。
おそらく、その時にたまたま履いていた「靴」によるのだと思います。モートン病に「靴」の影響は大きいです。
昨年主人が日本へ帰任し、私の手術への気持ちが固まりました。
モートン病の痛みと靴と旅は、切り離せない思い出です。
余力があれば、そのあたりも振り返りたいと思います。
2013年12月24日火曜日
➀ モートン病の手術を受けました。
夏にモートン病の手術を受け、それから数か月が経過しました。
リアルタイムではありませんが、これまでの術後経過を振り返り、年明けから時系列で手術記を書こうと思います。
今回、右足の第3、4指間の神経腫の切除と癒着していた部分の神経の剥離手術を受けました。
執刀医からは「きれいに全部掃除しました」とのことです。
今回の手術で右足をしっかり使えるようになれば、バランスが整い、左足の神経腫やほかの炎症も今よりよい状態になる可能性があるそうなので、左足は経過観察です。
実際に昨年の冬より、今年の方が左足はいい感じです。右足に均等に体重をかけられるようになったからでしょう。
術後は予想していたよりもずっと強い違和感や、痛みにも近い描写しがたい感覚がしばらく続き、戸惑いましたが、今振り返れば経過自体は順調だったと言えますし、今も回復中です。
術後、神経腫を切除と引き換えに得た違和感の存在感は大きく、これで大丈夫なのかと焦り、不安になりました。
しかしそれらも時間の経過とともに薄皮をはぐように楽になり、月単位で改善していっており、まさに日にち薬です。
モートン病の痛みに似た感覚も術後しばらく残存していましたが、今は消失し、長い距離を歩くことが可能になりました。
一言でまとめを言うと、手術してよかったと思っています。
ブログの初めにも書きましたが、このブログは私のケースは神経腫切除の効果が期待できない(痛みが残る)からと、いったん決定していたモートン病の手術を却下された頃に書き始めました。
何軒も病院に通った末にたどり着いた、足の外科の偉い先生の言葉だったので、とても落ち込み、それは今後の人生を考えると受け容れにくいものでした。
(当時、私は特殊な痛み止め・・・本来は痛み止めではないが、神経系の痛み止めとしての効能の可能性があるお薬・・・を大学病院で処方され、その痛み止めはごくぼんやりと痛みを和らげていたかな、という程度でした。
実のところは、薬の実験に近いようなことをされて、経過観察のため突然手術が却下された、というところかと感じています。
やっと決心した手術の空きベッド待機中、突然そのはしごを外され、お茶を濁す程度の治療に戻されたのはきつい経験でした。)
果たしてその医師の見解は正しいのか?今後どうしたらよいのか?その根拠を見つけるため海外のサイトを読み漁りました。
当初は海外からのアクセスもあり、私が知り得る以上の有益な情報を海外から得られるのではないかと期待もしました。
結果は基本に立ち返り、「痛みがモートン神経腫によるものであることが確かでさえあれば、手術はきっと有効だろう」と私なりの理解と判断をしたちょうどそのころ、縁あって別の経験豊かな足の外科の先生に診てもらうことができ、その先生から積極的に手術へと肩を押していただき、手術に至る流れとなりました。
神経の手術は予後の見通しが難しく、人によりそれぞれ神経圧迫の病状も、回復の仕方も経過も、感じ方にも差があります。
この手術記は私の主観に基づいた私のケースの記録です。
忘れないうちに取っていたメモを振り返りながら、少しづつアップしていきます。
この病に悩み、手術を検討されている他の患者さんの参考になれば幸いです。
2013年7月29日月曜日
ある外科医のつぶやきから モートン病 大事なこと ③ふくらはぎのストレッチ
大事なこと③番目
前にもふくらはぎのストレッチについて書きましたが、この先生もまた治療の一環として強くふくらはぎのストレッチを薦めています。
ここまで断言されるなら、初期に痛みを感じて神経腫状態になるまでにしっかりやっていれば、何らかの効果があるのだろうと思います。 足先の神経はふくらはぎの方から来ているのですから。
「ふくらはぎのストレッチがモートン神経種の解決の鍵かもしれません。
私はモートン病患者の60パーセントが、毎日ちゃんとストレッチを続けることで痛みが軽くなることを、思いもかけずに発見しました。
これは確かに科学的には立証されてはいません。
でもこの発見によって私の患者が多く手術をしないで済んできました。
なぜそうなのかについては、まあ私なりの理論もあるのですが、とりあえずはこれが立証できたらすごいな・・・とぐらいでお許しください。
どこかの賢い人が私の説は間違っていると・・・もしくは正しいと、いつか証明してくれるかもしれません。」
引用 Morton’s Neuroma: Controversial to Say the Least
http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
” Calf stretching might be the answer to MN.
I have found through serendipity that consistent, daily, dedicated calf stretching relieves the pain from MN in about 60% of cases. This is anecdotal for sure, but this surprise in my practice has saved a lot of surgeries. While I have theories as to why this might be true, let’s just say that it is intriguing and would really be awesome if it bears out. Who knows, maybe some smart guy will come along and prove me wrong…or right.”
前にもふくらはぎのストレッチについて書きましたが、この先生もまた治療の一環として強くふくらはぎのストレッチを薦めています。
ここまで断言されるなら、初期に痛みを感じて神経腫状態になるまでにしっかりやっていれば、何らかの効果があるのだろうと思います。 足先の神経はふくらはぎの方から来ているのですから。
「ふくらはぎのストレッチがモートン神経種の解決の鍵かもしれません。
私はモートン病患者の60パーセントが、毎日ちゃんとストレッチを続けることで痛みが軽くなることを、思いもかけずに発見しました。
これは確かに科学的には立証されてはいません。
でもこの発見によって私の患者が多く手術をしないで済んできました。
なぜそうなのかについては、まあ私なりの理論もあるのですが、とりあえずはこれが立証できたらすごいな・・・とぐらいでお許しください。
どこかの賢い人が私の説は間違っていると・・・もしくは正しいと、いつか証明してくれるかもしれません。」
引用 Morton’s Neuroma: Controversial to Say the Least
http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
” Calf stretching might be the answer to MN.
I have found through serendipity that consistent, daily, dedicated calf stretching relieves the pain from MN in about 60% of cases. This is anecdotal for sure, but this surprise in my practice has saved a lot of surgeries. While I have theories as to why this might be true, let’s just say that it is intriguing and would really be awesome if it bears out. Who knows, maybe some smart guy will come along and prove me wrong…or right.”
2013年7月25日木曜日
ある外科医のつぶやきから モートン病3つの大事な点 ②手術
ある外科医のつぶやき、「モートン病について」引用の3つのうちの②つめです。
これにも考えさせられます。
やはり診断、治療、手術、すべてによい病院や医師に出会うことが大事、これにつきると思います。
(これはあくまでも下記の海外サイトの翻訳であることを繰り返します。)
「②番目に大事なこと
切除手術後のモートン神経種の”再発”はありません。私はずっとこう言いたいと思っていました。
異論もたくさんあるでしょうし、とんでもないと思われるかもしれませんが、事実ですからね。
これを胸から吐き出して、すっとしています。
では”再発”って何でしょう?これは単に切除後に術前の痛みが戻る場合や、「あなたの神経種が再び成長する」という意味合いです。
”再発”という言葉の使い方で、なんだかこの失敗がまるでマジックか不運、または患者の落ち度のようにも聞こえます。
また一方で、これはまた医師の落ち度でもないということを暗に言っています。
本当のところ、AO(アメリカ整形外科学会)によると、術後の痛みが戻るのは、2つのカテゴリーに分けられます。
元々の誤診の場合と、正真正銘の神経腫であっても、それを完全に取り除くことに失敗した場合とです。
専門家であってもモートン病の正確な診断は難しく、せいぜい95%の正確さです。
これはどういうことかというと、もし私があなたを手術室に連れて行っても、私にもあなたの診断時に5パーセントの間違いがあるということです。
申し訳ありませんがですが、それが私のできる最善なのです。そして私の患者の一人一人は、そのことを分かってくれていると確信しています。
実際に神経種があった場合は、不完全な切除だった場合や、また何も切除しなかったこと(もともと的が外れたりしてetc・・)が”再発”の原因です。
神経が切断されると、結果的には真の神経腫切除となりますし、もしそれがWBの領域に残されると、痛みは術前と同じかもっと悪くなるでしょう。
もし、もともと的外れな手術である場合は、まあ、それは言うまでもない結果となります。
実際に手術となる場合は、しっかりとした診断を受けて、経験の多い熟練した学会医を探してください。」
引用 http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
”2. There is no such thing as “recurrence” of a MN after a surgical excision.
I have always wanted to say that because it’s so controversial and offbeat, but true. Man-o-shevitz, it feels so good to get that off my chest. So what is a “recurrence?” This is simply a case of your pre-op pain returning after surgical excision, or code for: your neuroma grew back. Somehow use of the word “recurrence” makes this failure seem more like magic or bad luck or maybe the patient’s fault. On the other hand, it also implies this is not the doctor’s fault.
The truth is, according to the AO, return of your pain post-op falls into two categories. Misdiagnosis and failure to actually remove a bonafide MN. Accurate diagnosis of a MN by a specialist can be difficult and is at best 95% accurate. That means that when I take you to the operating room, I will be wrong 5% of the time about your diagnosis. Sorry, but that is the best I can do, and I make sure every one of my patients know that. Incomplete removal or no removal at all (air ball, air ball, etc.) is the reason for “recurrence” when there actually is a MN. When the nerve is cut, what results is an true amputation neuroma and if it is left in the WB area you will continue to have pain just like or worse than you had prior to surgery. And if there is an air ball, well, that speaks for itself. When it comes to surgery, get a solid diagnosis and pick an experienced fellowship trained surgeon.”
これにも考えさせられます。
やはり診断、治療、手術、すべてによい病院や医師に出会うことが大事、これにつきると思います。
(これはあくまでも下記の海外サイトの翻訳であることを繰り返します。)
「②番目に大事なこと
切除手術後のモートン神経種の”再発”はありません。私はずっとこう言いたいと思っていました。
異論もたくさんあるでしょうし、とんでもないと思われるかもしれませんが、事実ですからね。
これを胸から吐き出して、すっとしています。
では”再発”って何でしょう?これは単に切除後に術前の痛みが戻る場合や、「あなたの神経種が再び成長する」という意味合いです。
”再発”という言葉の使い方で、なんだかこの失敗がまるでマジックか不運、または患者の落ち度のようにも聞こえます。
また一方で、これはまた医師の落ち度でもないということを暗に言っています。
本当のところ、AO(アメリカ整形外科学会)によると、術後の痛みが戻るのは、2つのカテゴリーに分けられます。
元々の誤診の場合と、正真正銘の神経腫であっても、それを完全に取り除くことに失敗した場合とです。
専門家であってもモートン病の正確な診断は難しく、せいぜい95%の正確さです。
これはどういうことかというと、もし私があなたを手術室に連れて行っても、私にもあなたの診断時に5パーセントの間違いがあるということです。
申し訳ありませんがですが、それが私のできる最善なのです。そして私の患者の一人一人は、そのことを分かってくれていると確信しています。
実際に神経種があった場合は、不完全な切除だった場合や、また何も切除しなかったこと(もともと的が外れたりしてetc・・)が”再発”の原因です。
神経が切断されると、結果的には真の神経腫切除となりますし、もしそれがWBの領域に残されると、痛みは術前と同じかもっと悪くなるでしょう。
もし、もともと的外れな手術である場合は、まあ、それは言うまでもない結果となります。
実際に手術となる場合は、しっかりとした診断を受けて、経験の多い熟練した学会医を探してください。」
引用 http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
”2. There is no such thing as “recurrence” of a MN after a surgical excision.
I have always wanted to say that because it’s so controversial and offbeat, but true. Man-o-shevitz, it feels so good to get that off my chest. So what is a “recurrence?” This is simply a case of your pre-op pain returning after surgical excision, or code for: your neuroma grew back. Somehow use of the word “recurrence” makes this failure seem more like magic or bad luck or maybe the patient’s fault. On the other hand, it also implies this is not the doctor’s fault.
The truth is, according to the AO, return of your pain post-op falls into two categories. Misdiagnosis and failure to actually remove a bonafide MN. Accurate diagnosis of a MN by a specialist can be difficult and is at best 95% accurate. That means that when I take you to the operating room, I will be wrong 5% of the time about your diagnosis. Sorry, but that is the best I can do, and I make sure every one of my patients know that. Incomplete removal or no removal at all (air ball, air ball, etc.) is the reason for “recurrence” when there actually is a MN. When the nerve is cut, what results is an true amputation neuroma and if it is left in the WB area you will continue to have pain just like or worse than you had prior to surgery. And if there is an air ball, well, that speaks for itself. When it comes to surgery, get a solid diagnosis and pick an experienced fellowship trained surgeon.”
2013年7月18日木曜日
2013年7月17日水曜日
ある外科医のつぶやきから モートン病3つの大事な点 ➀診断
私は初期の患者ではなく、次の治療段階は手術しかないので、どうしても手術に関する記述に目が行きます。
これはあるアメリカの足の専門医(26年間現役)のブログからの引用です。
「怒れる整形外科医のブログ」というブログ名から推察して熱いお医者さんらしく、様々な足の疾患についての自分の考え方を書いています。
その中で、モートン病診断、手術に対して長年の経験からの見方を書いている部分を引用します。日本の整形外科の先生の生の声はなかなか聞けないので興味深く読みました。
この医師の意見が正しいかどうかは私にはわかりませんが、とても大事なポイントであると感じます。
こういう点を再考して、医師に疑問に思ったことがあれば尋ねてみることですね。
実際診察室ではあれこれ聞くのはとても難しいですけれど。
モートン病についての3つの大事なことがあるそうです、まずはその➀番目です。
「ここが大事なことです。 あなたがモートン神経腫について、今知らなくても知っておいたほうがいいかもしれない3点があります。
これは科学的な根拠はないですが、私の26年間の経験と観察の集大成です。
➀ MRIというものはモートン神経種の確定的な診断テストではありません!
ここをはっきりさせておきたいのですが、MRIは決してモートン神経種の診断確定を補うものではありません。
もし医師があなたにモートン病を疑い、その診断を確定するためにMRI検査を薦めるなら、またはすでにMRIで確定されていてその情報に基づいて手術を薦められるなら、逃げてください!
このことを考慮して、もしあなたの医師がモートン病の診断に迷い、ほかの可能性のある問題をよりはっきりとさせる手助けのためにMRIを薦めるなら、それならMRIはいいでしょう。
これはほかのあり得る問題の除外/診断に立ち返ることになるからです。
超音波検査結果だけに頼る診断も同様に疑わしいです。
ここが大事な部分ですが、私たち(医師)がどんな診断テストを使おうとも、それらの点と点をつなげていくことが私たちの責任です。これは臨床相関を呼ばれます。」
この医師はMRIに神経腫が映っただけで手術するのは適切ではない、MRIでほかの問題や疾患の可能性の除外の方が重要であると言っています。
足の複雑な構造の中で、他の問題や疾患があれば、たとえ神経種を切除しても結果はよくないということなのですね。
海外のサイトで、別の医師の「他の疾患でMRI検査をして、たまたまモートン神経腫が見つかったのだが、全くモートン病の痛みのない患者がいた。」また「MRI所見でミシシッピー州で最大と思うような神経腫を持った患者さんが、ほんの数週間前から患部が痛むという。大きさからすると、ず~っとあったはずなのだが・・・」という記述を読みました。
MRIで神経腫の存在が確定しても、それが痛みの元だと確定できない(すごくクロに近いとしても)ことがあるとわかります。この場合は、腰にMRIでヘルニア所見があっても、特に痛みの自覚がない人がいるのと同じようなものでしょうか。
MRIに神経腫が映れば診断確定で、それを切除すれば楽になるのでは?と短絡的に考えてしまいますが、人によってモートン病手術の効果に大きく差があり、医師が手術に躊躇するのは、こういうことも一つの理由なのでしょうね。
結局は経験豊かないい医師に診てもらうということ、手術については特にこれしかないということです。
引用http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
”Here is the point. There are three things you don’t know about MN that you might need to know. This is not science and is the culmination of 26 years of experience and observation.
1. An MRI is not a valid diagnostic test for MN!
Let me make this clear, an MRI is in no way able to aide in the diagnosis of a MN. If your doctor suspects a MN and suggests an MRI to “confirm” the diagnosis, or you already have an MRI “positive” for a MN and surgery is suggested based on this info, RUN. In deference to this, if your doc is struggling with the diagnosis of a possible MN and suggests an MRI to help better define other potential problems, then an MRI is probably okay. This gets back to the rule out/diagnosis of exclusion thing. Ultrasound is questionable as well. Here’s the thing, no matter what diagnostic test we use, it is our responsibility to connect the dots. It is called clinical correlation.”
これはあるアメリカの足の専門医(26年間現役)のブログからの引用です。
「怒れる整形外科医のブログ」というブログ名から推察して熱いお医者さんらしく、様々な足の疾患についての自分の考え方を書いています。
その中で、モートン病診断、手術に対して長年の経験からの見方を書いている部分を引用します。日本の整形外科の先生の生の声はなかなか聞けないので興味深く読みました。
この医師の意見が正しいかどうかは私にはわかりませんが、とても大事なポイントであると感じます。
こういう点を再考して、医師に疑問に思ったことがあれば尋ねてみることですね。
実際診察室ではあれこれ聞くのはとても難しいですけれど。
モートン病についての3つの大事なことがあるそうです、まずはその➀番目です。
「ここが大事なことです。 あなたがモートン神経腫について、今知らなくても知っておいたほうがいいかもしれない3点があります。
これは科学的な根拠はないですが、私の26年間の経験と観察の集大成です。
➀ MRIというものはモートン神経種の確定的な診断テストではありません!
ここをはっきりさせておきたいのですが、MRIは決してモートン神経種の診断確定を補うものではありません。
もし医師があなたにモートン病を疑い、その診断を確定するためにMRI検査を薦めるなら、またはすでにMRIで確定されていてその情報に基づいて手術を薦められるなら、逃げてください!
このことを考慮して、もしあなたの医師がモートン病の診断に迷い、ほかの可能性のある問題をよりはっきりとさせる手助けのためにMRIを薦めるなら、それならMRIはいいでしょう。
これはほかのあり得る問題の除外/診断に立ち返ることになるからです。
超音波検査結果だけに頼る診断も同様に疑わしいです。
ここが大事な部分ですが、私たち(医師)がどんな診断テストを使おうとも、それらの点と点をつなげていくことが私たちの責任です。これは臨床相関を呼ばれます。」
この医師はMRIに神経腫が映っただけで手術するのは適切ではない、MRIでほかの問題や疾患の可能性の除外の方が重要であると言っています。
足の複雑な構造の中で、他の問題や疾患があれば、たとえ神経種を切除しても結果はよくないということなのですね。
海外のサイトで、別の医師の「他の疾患でMRI検査をして、たまたまモートン神経腫が見つかったのだが、全くモートン病の痛みのない患者がいた。」また「MRI所見でミシシッピー州で最大と思うような神経腫を持った患者さんが、ほんの数週間前から患部が痛むという。大きさからすると、ず~っとあったはずなのだが・・・」という記述を読みました。
MRIで神経腫の存在が確定しても、それが痛みの元だと確定できない(すごくクロに近いとしても)ことがあるとわかります。この場合は、腰にMRIでヘルニア所見があっても、特に痛みの自覚がない人がいるのと同じようなものでしょうか。
MRIに神経腫が映れば診断確定で、それを切除すれば楽になるのでは?と短絡的に考えてしまいますが、人によってモートン病手術の効果に大きく差があり、医師が手術に躊躇するのは、こういうことも一つの理由なのでしょうね。
結局は経験豊かないい医師に診てもらうということ、手術については特にこれしかないということです。
引用http://angryorthopod.com/2012/01/morton%E2%80%99s-neuroma-controversial-to-say-the-least/
”Here is the point. There are three things you don’t know about MN that you might need to know. This is not science and is the culmination of 26 years of experience and observation.
1. An MRI is not a valid diagnostic test for MN!
Let me make this clear, an MRI is in no way able to aide in the diagnosis of a MN. If your doctor suspects a MN and suggests an MRI to “confirm” the diagnosis, or you already have an MRI “positive” for a MN and surgery is suggested based on this info, RUN. In deference to this, if your doc is struggling with the diagnosis of a possible MN and suggests an MRI to help better define other potential problems, then an MRI is probably okay. This gets back to the rule out/diagnosis of exclusion thing. Ultrasound is questionable as well. Here’s the thing, no matter what diagnostic test we use, it is our responsibility to connect the dots. It is called clinical correlation.”
2013年7月9日火曜日
神経凍結アブレーション手術(cryogenic neuroablation)の映像がありました。
神経凍結アブレーション手術の映像がいくつかYouTubeにありました。
アップされた時期を見ると、少なくとも2~3年前からやっているようです。
繊細な治療と想像していましたが、割と大胆に低温の器具を患部に入れています。
元々日本には我慢や忍耐がよいとされる土壌があり、モートン病についても、痛みに対しても患者にぎりぎりのところまで我慢してくださいという空気があります。
そして患者側も目に見える疾患ではないので、周りに言わず耐えます。
安全性が高い手術ならばぜひ研究をお願いします。(←お医者さんに)
こちらも同じく
2013年7月1日月曜日
You Tube より モートン病関連映像
You Tubeには多くのモートン病関連の映像があり、視覚情報だけでも何となくわかります。
この疾患についての詳細、手術の映像、患者の経験談や医師の話 etc・・色々あります。
実際の手術の映像もいくつかあり、中には胸がゾワゾワした強烈な映像もありました。
You Tubeにアップされたある患者さんの手術後の経過。
二日目にはもう松葉杖なしで足を引きずって歩いています。
この患者さんは特に順調な回復をされた例だと思います。
みんながこうだといいですね。 (最後のほうにちょっと生々しい映像あり。)
みんながこうだといいですね。 (最後のほうにちょっと生々しい映像あり。)
神経腫の切除手術のイメージ映像です。
2013年6月23日日曜日
診断テストとその写真
診断には医師が足先を両脇から挟み、神経種部分を指で刺激する テストがあり、この検査により痛みが再現されたりクリック音がする場合、モートン病という診断に近づくようです。
このクリック音をモルダーサイン(molder's sign)と言います。
このページではそのテストの方法が写真で見られます。(青字の部分をクリック)
「足の専門医は、あなたの症状について多くの質問とテストを行います。
そのテストの中で、患部の指と指の間を押すテスト(web space compression test)があるかもしれません。
これは中足骨を片方の手でぎゅっとはさみ、痛みや症状を再現させるように、もう一方の手の親指と人差し指で患部を押すテストです。
たいていクリック音(モルダーサインMulder's click)があります。
またこのテストで指先に痛みが走るのをチネルサインと言います。
ゴーシェーズテスト(Gauthier's test)は中足骨をぎゅっと握って、30秒間上下に動かす検査です。
これは普通痛みや、ほかの症状を引き起こします。
立った時に患部のつま先が広がって分かれている状態はサリバンサイン(Sullivan's sign)と言います。」
私の場合、自分でわかる程度の音がしますので(目でも動くのが見えます)、モルダーサインはプラス。
でも、はさんでも押しても痛みはないのでチネルサインはマイナス。
ゴーシェーズテストはプラスマイナス。
サリバンサインもマイナス。サリバンサインの写真、大変そうです。
どのお医者さんも似たチェックをされますが、教科書通りにこのサインがすべて出るわけではないようですね。
私は前述のように、神経腫自体を押しても痛みはないのですが、靴を履いて歩くと出現します。走るなんて、ずっとしたことがありません。
長い時間は(また荷物を持つ荷重されるのでさらに)歩けないので、普段は車と自転車に頼ることが多く、このままでは運動不足が続きます。
他の病もあり、その対策のために運動は必須なのですが。 今は家でエアロバイクをこいだり、筋トレ、ストレッチをしています。
今の時期は、気温も高く、ほぼ裸足に堅い底と紐が付いたようなサンダルを履くので、症状は比較的楽な季節です。
冬は気温も低いうえに、足周りを覆う靴を履くので、どんなに考えに考えて購入した靴であっても、程度の差はあれ痛みはきついので、歩いている途中、エスカレーター、電車の中で脱いだり履いたりして、足指を解放させながら歩いています。
きっと行儀が悪く見えることでしょう。
このクリック音をモルダーサイン(molder's sign)と言います。
このページではそのテストの方法が写真で見られます。(青字の部分をクリック)
「足の専門医は、あなたの症状について多くの質問とテストを行います。
そのテストの中で、患部の指と指の間を押すテスト(web space compression test)があるかもしれません。
これは中足骨を片方の手でぎゅっとはさみ、痛みや症状を再現させるように、もう一方の手の親指と人差し指で患部を押すテストです。
たいていクリック音(モルダーサインMulder's click)があります。
またこのテストで指先に痛みが走るのをチネルサインと言います。
ゴーシェーズテスト(Gauthier's test)は中足骨をぎゅっと握って、30秒間上下に動かす検査です。
これは普通痛みや、ほかの症状を引き起こします。
立った時に患部のつま先が広がって分かれている状態はサリバンサイン(Sullivan's sign)と言います。」
私の場合、自分でわかる程度の音がしますので(目でも動くのが見えます)、モルダーサインはプラス。
でも、はさんでも押しても痛みはないのでチネルサインはマイナス。
ゴーシェーズテストはプラスマイナス。
サリバンサインもマイナス。サリバンサインの写真、大変そうです。
どのお医者さんも似たチェックをされますが、教科書通りにこのサインがすべて出るわけではないようですね。
私は前述のように、神経腫自体を押しても痛みはないのですが、靴を履いて歩くと出現します。走るなんて、ずっとしたことがありません。
長い時間は(また荷物を持つ荷重されるのでさらに)歩けないので、普段は車と自転車に頼ることが多く、このままでは運動不足が続きます。
他の病もあり、その対策のために運動は必須なのですが。 今は家でエアロバイクをこいだり、筋トレ、ストレッチをしています。
今の時期は、気温も高く、ほぼ裸足に堅い底と紐が付いたようなサンダルを履くので、症状は比較的楽な季節です。
冬は気温も低いうえに、足周りを覆う靴を履くので、どんなに考えに考えて購入した靴であっても、程度の差はあれ痛みはきついので、歩いている途中、エスカレーター、電車の中で脱いだり履いたりして、足指を解放させながら歩いています。
きっと行儀が悪く見えることでしょう。
引用 http://foothealth.about.com/od/neuroma/a/MortonsNeuroma.htm
”How a Diagnosis Is Made
Your podiatrist (foot doctor) will ask many questions about your signs and symptoms and will perform a physical exam. Some of the exams may include a web space compression test. This is done by squeezing the metatarsals (the bones just below the toes) together with one hand and using the thumb and index finger of the other hand to compress the affected area to reproduce the pain/symptoms. A palpable click (Mulder's click) is usually present. This test may also cause pain to shoot into the toes and that is called a Tinel's sign. Gauthier's test involves squeezing the metatarsals together and moving them up and down for 30 seconds. This will usually cause pain or it will bring on your other symptoms. Sullivan's sign is positive when you stand and the affected toes spread apart. ”
2013年6月18日火曜日
My history of Morton's neuroma 2. 私のモートン病歴 2
In the end,I once decided to get the excision and got ready for it, responding to an advice by a different foot doctor.
But in spite of my solid decision,it was suddenly suspended by him .
According to him , the surgery won't get rid of my pain ,as the pain doesn't reappear when he squeezes my foot or he directly presses and pinches my neuroma.
I know it is one of the diagnostic tests for MN.
But I have severe shooting, burning pain whenever I step onto braille blocks, pebbles, and roughness in shoes.
In his opinion, my pain has turned into chronic condition and my brain has already acquired the pain signals from the part ,so the excision will not do for me and it isn't advisable.
However, I know some patients who didn't have any pains in the tests and yet resulted in success in their excision surgery. I'm wondering why it won't apply to my case.
Under the present circumstance, I have no choice but to accept his opnion,
As I don't want to give up my lively life ,I'm still searching for the best measures of the cure.
I'm kind of thinking about going abroad if there is a less risky and more certain medical cure I can get somewhere in the world.
My history of Morton's neuroma 1 . It began 11 years ago. 私のモートン病歴
I had my first shooting pain on my right toe 11 years ago.
Over time I've had such abnormal sensations as burning and shooting pain, numbness on my both toes .
I've suffered much in dealing with them. I can't walk long because of the pain.
I went to see some orthopedists but it ended up in vain.
Because they couldn't reach the bottom of my toe's pain,which really made me down and all the more anxious.
To my surprise, they didn't know even the name of the disease "Morton's neuroma"
The condition of my right toe got far worse off 4 years ago in my late 40's
Then I finally could see a foot doctor who diagnosed me with Morton's neuroma and I had finally my first MRI scan there.
Since then I've got all possible non-surgical treatments but they didn't really work out.
continue...
Over time I've had such abnormal sensations as burning and shooting pain, numbness on my both toes .
I've suffered much in dealing with them. I can't walk long because of the pain.
I went to see some orthopedists but it ended up in vain.
Because they couldn't reach the bottom of my toe's pain,which really made me down and all the more anxious.
To my surprise, they didn't know even the name of the disease "Morton's neuroma"
The condition of my right toe got far worse off 4 years ago in my late 40's
Then I finally could see a foot doctor who diagnosed me with Morton's neuroma and I had finally my first MRI scan there.
Since then I've got all possible non-surgical treatments but they didn't really work out.
continue...
2013年6月17日月曜日
私のこれまでのモートン病歴
片方の足の付け根が痛みだしたのは10年以上前のこと。はじめは関節か骨の異常だと思いました。
謎のピキピキッとしたきつい痛みに悩み、数件の病院に行きましたが、原因不明と言われ、できるだけ具合のいい靴を履いて、ごまかし耐えて数年・・・
両足とも痛み出しました。
ネットで「モートン病」という病気らしいと見当がつきましたが、整形外科の医師はその病名さえ知らず、途方に暮れるばかり。
整体、鍼、テーピング、足指運動、あらゆることをやりました。
4年前坐骨神経痛になった頃、右足のモートン腫だけが急に悪化し、指がちぎれるような痛みとしびれで、靴を脱いで道で立ち往生することが多くなりました。
痛い、しびれているのにとにかく痛むのです。人との行動が難しくなりました。
ようやく足の専門外科にたどり着き、造影剤を点滴してのMRI(普通のMRI、または精度の低いMRIでは映らないそうです)で神経種が確認され、右足のみモートン病の一連の保存療法が始まりました。
ここまで来るのに、10件ほどの医師にかかりました。
病院で作った足底板は半年使いましたがだめでした。
最大回数打ったステロイド注射は少し効いていましたが、痛みは戻ってきています。
左足のモートンも悪化しており、また足のいろんなところが痛く、モートン以外に炎症がMRIで確認されています。
今はとある病院の足の外科に通っています。
その医師は、私の場合は神経種を指でぐいぐいと押しても、足を両脇からはさんでも、痛みが出ないので、(でも点字ブロックやゴロゴロした道、石など出張ったものをダイレクトに踏むと、ピシッと衝撃痛、放散痛が走ります。)
「手術をしても効果が出ないタイプです。 長い経過で痛みが慢性疼痛となり、原因の神経種を取っても、脳が痛みの信号だけを憶えているので、痛みが取れませんよ」
と、いったん決定していた手術を突然却下されました。
そういうものなのでしょうか。。。歩くとこれほど痛むのに。
このままであれば悪化するだけなので、とてもつらい状況です。
旅行もしたい、痛みと不安なく自分の足で歩きたい。できたら普通の靴も履きたい。
自分のために、情報を探している人のために、役立つ情報を求めています。
2013年6月11日火曜日
モートン病の「神経凍結アブレーション手術」 について②
この手術のメリットは神経切除と同じ効果があり、断端神経腫が形成されないこと、デメリットは効果は永続しないということのようです。
神経腫に針を刺し極低温で痛み等の信号を発する部分だけを破壊し、大事な部分は残すといった感じなのでしょうか。
詳細は分かりませんが、日本ではまだ行われていないようです。
この手術の効果はどの程度持続するのでしょう? 年単位? それほど持たないのかな。
従来の手術より低リスクであれば、手術を薦められないと言われた私でも、これ以上痛くなればやる価値のある施術なのか。
日本でも一つの選択肢として臨床が始まるかもしれません。
神経腫に針を刺し極低温で痛み等の信号を発する部分だけを破壊し、大事な部分は残すといった感じなのでしょうか。
詳細は分かりませんが、日本ではまだ行われていないようです。
この手術の効果はどの程度持続するのでしょう? 年単位? それほど持たないのかな。
従来の手術より低リスクであれば、手術を薦められないと言われた私でも、これ以上痛くなればやる価値のある施術なのか。
日本でも一つの選択肢として臨床が始まるかもしれません。
モートン神経腫の新しい手術? 「神経凍結アブレーション手術」(Cryogenic neuroablation)について ①
日本で行われているモートン病の手術は、神経腫切除や神経剥離、靭帯を切るなどですが、海外では「神経凍結アブレーション(Cryogenic neuroablation)」という新しい施術が始まっているそうです。
まだ特殊な手術のようで日本ではやっていないようです。
Wikipediaに取り上げられており、英文検索でも多くヒットするので、調べてみました。
神経腫切除に比べるとはるかにリスクの少なそうなこの手術、まだ日本では整形外科の先生の認知も低そうです。
モートン病自体、知らない整形外科の先生が多いですので。
日本でも患者が足の外科の医師にこの手術についての情報を尋ねたり広めたりすることで、医師が認知し、うちでも研究してみるか、と思うかもしれません。
患者のみなさん、何気に「神経凍結アブレーション」というものがあるらしいですが・・・と先生に言ってみてください。
先生方が取り組んでくれるきっかけになるかもしれません。
「神経凍結アブレーションが外科的な神経切除手術に代わるものであることはあまり知られていません。
神経凍結アブレーション(凍結注射療法とも呼ばれる)は、痛みの電位信号を運ぶ軸索突起を破壊することを意味する医学専門用語です。
この施術では、小さな切除(~3ミリ)から、針を入れ、神経神経種に-50℃から-70℃という超低温を与えます。
この結果、ウォラー変性を伴い、細胞内の構成要素、軸索突起、神経種を包む神経髄鞘の変性が起きます。
神経上膜と神経周膜には何の影響もありません。
こうして断端神経種の形成を抑止します。
これらをそのまま残すことが、凍結神経アブレーションが(従来の)外科的な切除手術やアルコールのような神経に作用する薬剤とは違うところです。
初期の研究では、凍結神経アブレーションははじめのうちは効果の点で外科手術と同じであり、しかも断端神経種が形成されるリスクがないとわかっています。 しかし、この施術の効果は持続するものではないと考えられています。」
*Cryogenic neuroablationは 「神経凍結アブレーション」と私は訳しましたが、日本の医学専門用語では別の言い方をする可能性があります。
*アブレーション・・・特殊な反応を使い、部位の切除や遮断をすること。
*ウォラー変性・・・ 難しすぎて・・以下参考。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%A4%89%E6%80%A7
引用 ウイキペディア http://en.wikipedia.org/wiki/Morton's_neuroma
まだ特殊な手術のようで日本ではやっていないようです。
Wikipediaに取り上げられており、英文検索でも多くヒットするので、調べてみました。
神経腫切除に比べるとはるかにリスクの少なそうなこの手術、まだ日本では整形外科の先生の認知も低そうです。
モートン病自体、知らない整形外科の先生が多いですので。
日本でも患者が足の外科の医師にこの手術についての情報を尋ねたり広めたりすることで、医師が認知し、うちでも研究してみるか、と思うかもしれません。
患者のみなさん、何気に「神経凍結アブレーション」というものがあるらしいですが・・・と先生に言ってみてください。
先生方が取り組んでくれるきっかけになるかもしれません。
「神経凍結アブレーションが外科的な神経切除手術に代わるものであることはあまり知られていません。
神経凍結アブレーション(凍結注射療法とも呼ばれる)は、痛みの電位信号を運ぶ軸索突起を破壊することを意味する医学専門用語です。
この施術では、小さな切除(~3ミリ)から、針を入れ、神経神経種に-50℃から-70℃という超低温を与えます。
この結果、ウォラー変性を伴い、細胞内の構成要素、軸索突起、神経種を包む神経髄鞘の変性が起きます。
神経上膜と神経周膜には何の影響もありません。
こうして断端神経種の形成を抑止します。
これらをそのまま残すことが、凍結神経アブレーションが(従来の)外科的な切除手術やアルコールのような神経に作用する薬剤とは違うところです。
初期の研究では、凍結神経アブレーションははじめのうちは効果の点で外科手術と同じであり、しかも断端神経種が形成されるリスクがないとわかっています。 しかし、この施術の効果は持続するものではないと考えられています。」
*Cryogenic neuroablationは 「神経凍結アブレーション」と私は訳しましたが、日本の医学専門用語では別の言い方をする可能性があります。
*アブレーション・・・特殊な反応を使い、部位の切除や遮断をすること。
*ウォラー変性・・・ 難しすぎて・・以下参考。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E5%A4%89%E6%80%A7
引用 ウイキペディア http://en.wikipedia.org/wiki/Morton's_neuroma
”Cryogenic neuroablation
is a lesser known alternative to neurectomy surgery. Cryogenic neuroablation
(also known as cryo injection therapy or cryosurgery) is a term that is used to
describe the destruction of axons to prevent them from carrying painful impulses.
This is accomplished by making a small incision (~3mm) and inserting a
cryoneedle that applies extremely low temperatures of between −50C to −70C to
the nerve/neuroma.[9] This results in degeneration of the intracellular
elements, axons, and myelin sheath (which houses the neuroma) with wallerian
degeneration. The epineurium and perineurium remain intact, thus preventing the
formation of stump neuroma. The preservation of these structures differentiates
cryogenic neuroablation from surgical excision and neurolytic agents such as alcohol. An initial study showed
that cryo neuroablation is initially equal in effectivenesss to surgery but
does not have the risk of stump neuroma formation.[10] However, the results from this procedure are not
considered permanent.[9”]
2013年6月9日日曜日
「ふくらはぎのストレッチ」はモートン病によいらしい。
モートン病の患者は
「少なくとも一日二回、30秒~60秒のふくらはぎのストレッチをしてください。
方法ですが、壁に向かって、腕の長さ分だけ離れて立ちます。そしてそのまま壁に手をついて片脚を前に踏み出します。後ろのもう片方の脚を踵で踏ん張りストレッチします。
ストレッチされている後ろの脚は膝をまっすぐに固定して、つま先を壁にまっすぐに向けてください。
ふくらはぎの硬さを感じるまで伸ばしたら、はずみをつけずに30~60秒この姿勢を保ちます。
もう片脚も同じようにします。」
「ふくらはぎのストレッチをすると、足にかかるプレッシャーを軽減できるようです。」
ほかのいくつかのサイトでも、モートン病にふくらはぎのストレッチを推奨していました。
脚、足首の動きが柔軟であれば、足、脚の筋肉もよく動き、バランスもとれ、結果的にモートン病によいのかも。
特に初期の人は改善が期待できるかもしれない。
私も激しい運動はできないのでストレッチをやっています。
痛みの軽減にふくらはぎをもっと意識してみます。
引用 http://www.permanente.net/homepage/kaiser/pdf/33069.pdf
”Perform calf stretching exercises for 30-60 seconds on each leg at least two times per day. (Stand an arm’s length away from
the wall, facing the wall. Lean into the wall, stepping forward with one leg, leaving the other leg planted back. The leg
remaining back is the one being stretched. The leg being stretched should have the knee straight (locked) and the toes pointed
straight at the wall. Stretch forward until tightness is felt in the calf. Hold this position without bouncing for a count of 30-60
seconds. Repeat the stretch for the opposite leg.)”
http://www.patient.co.uk/health/mortons-neuroma
”Calf-stretching exercises may also be taught to help relieve the pressure on your foot.”
「少なくとも一日二回、30秒~60秒のふくらはぎのストレッチをしてください。
方法ですが、壁に向かって、腕の長さ分だけ離れて立ちます。そしてそのまま壁に手をついて片脚を前に踏み出します。後ろのもう片方の脚を踵で踏ん張りストレッチします。
ストレッチされている後ろの脚は膝をまっすぐに固定して、つま先を壁にまっすぐに向けてください。
ふくらはぎの硬さを感じるまで伸ばしたら、はずみをつけずに30~60秒この姿勢を保ちます。
もう片脚も同じようにします。」
「ふくらはぎのストレッチをすると、足にかかるプレッシャーを軽減できるようです。」
ほかのいくつかのサイトでも、モートン病にふくらはぎのストレッチを推奨していました。
脚、足首の動きが柔軟であれば、足、脚の筋肉もよく動き、バランスもとれ、結果的にモートン病によいのかも。
特に初期の人は改善が期待できるかもしれない。
私も激しい運動はできないのでストレッチをやっています。
痛みの軽減にふくらはぎをもっと意識してみます。
引用 http://www.permanente.net/homepage/kaiser/pdf/33069.pdf
”Perform calf stretching exercises for 30-60 seconds on each leg at least two times per day. (Stand an arm’s length away from
the wall, facing the wall. Lean into the wall, stepping forward with one leg, leaving the other leg planted back. The leg
remaining back is the one being stretched. The leg being stretched should have the knee straight (locked) and the toes pointed
straight at the wall. Stretch forward until tightness is felt in the calf. Hold this position without bouncing for a count of 30-60
seconds. Repeat the stretch for the opposite leg.)”
http://www.patient.co.uk/health/mortons-neuroma
”Calf-stretching exercises may also be taught to help relieve the pressure on your foot.”
モートン病患者のその後の見通し、予後は?
患者たちはどのような経過をたどるのでしょう。このイギリスのページによると
「約4分の1の患者は外科手術を必要とせずに、靴を合うものに替えたり、ステロイドや局部への麻酔薬の注射で症状をコントロールできます。
手術を選んだ人の中で、約4分の3の患者は症状が緩和される良い結果となっています。
手術後、症状が残ったり再発する可能性はあります。
時に神経剥離が不完全であったり、神経が単に過敏なままだったりということかもしれません。 (モートン病に限らず)神経切除術を受けた患者は、残されたどんな神経組織にも再発や’stump neuroma'の可能性があり、これは時に手術前の状態よりも痛いことがあります。」
このサイトの中の保存療法が有効であった「1/4」は、先日の80%という数字より、かなり低いです。
後の3/4の患者はどうしているのでしょう。
'stump neuroma' はおそらく「断端神経種」のことだと思います。
これは現代医学でも、防げないのでしょうか。
私も以前かかった医師に手術の満足度は70%と聞いたことを思い出しました。
引用 http://www.patient.co.uk/health/mortons-neuroma
About a quarter of people do not require any surgery for Morton's neuroma and their symptoms can be controlled with footwear modification and steroid/local anaesthetic injections. Of those who choose to have surgery, about three-quarters have good results with relief of their symptoms.
Recurrent or persisting symptoms can occur after surgery. Sometimes, decompression of the nerve may have been incomplete or the nerve may just remain 'irritable'. In those who have had resection of the nerve (neurectomy), a recurrent or 'stump' neuroma may develop in any nerve tissue that was left behind. This can sometimes be more painful than the original condition.
「約4分の1の患者は外科手術を必要とせずに、靴を合うものに替えたり、ステロイドや局部への麻酔薬の注射で症状をコントロールできます。
手術を選んだ人の中で、約4分の3の患者は症状が緩和される良い結果となっています。
手術後、症状が残ったり再発する可能性はあります。
時に神経剥離が不完全であったり、神経が単に過敏なままだったりということかもしれません。 (モートン病に限らず)神経切除術を受けた患者は、残されたどんな神経組織にも再発や’stump neuroma'の可能性があり、これは時に手術前の状態よりも痛いことがあります。」
このサイトの中の保存療法が有効であった「1/4」は、先日の80%という数字より、かなり低いです。
後の3/4の患者はどうしているのでしょう。
'stump neuroma' はおそらく「断端神経種」のことだと思います。
これは現代医学でも、防げないのでしょうか。
私も以前かかった医師に手術の満足度は70%と聞いたことを思い出しました。
引用 http://www.patient.co.uk/health/mortons-neuroma
About a quarter of people do not require any surgery for Morton's neuroma and their symptoms can be controlled with footwear modification and steroid/local anaesthetic injections. Of those who choose to have surgery, about three-quarters have good results with relief of their symptoms.
Recurrent or persisting symptoms can occur after surgery. Sometimes, decompression of the nerve may have been incomplete or the nerve may just remain 'irritable'. In those who have had resection of the nerve (neurectomy), a recurrent or 'stump' neuroma may develop in any nerve tissue that was left behind. This can sometimes be more painful than the original condition.
2013年6月7日金曜日
「80%以上の患者に保存療法は有効です」 でも・・・・・?
「いくつかの研究によると、幅の広いより楽な靴や、非ステロイド性の抗炎症性の薬物や、足に合わせて作った靴や足装具、コルチゾン剤の注射を組み合わせることで、80パーセント以上のモートン病の患者の痛みが軽減すると言われています。 これらの従来の保存療法が効果がなかったときに、医師ははじめて外科的手術の適応を検討します。
その手術は神経の一部の切除、もしくはその神経の周りの組織との剥離になりますが、一般的には回復にはそれほど時間はかかりません。」
引用 http://orthoinfo.aaos.org/topic.cfm?topic=A00158
”Several studies have shown that a combination of roomier, more comfortable shoes, nonsteroidal anti-inflammatory medication, custom foot orthoses and cortisone injections provide relief in over 80 percent of people with Morton's Neuroma. If conservative treatment does not relieve your symptoms, your orthopaedic surgeon may discuss surgical treatment options with you. Surgery can resect a small portion of the nerve or release the tissue around the nerve, and generally involves a short recovery period.”
80%は高い数字です。
おそらくモートン病の初期に適切な処置があれば、治癒される可能性が高いということですね。
もう遅いですが、初めが肝心で、まず痛みの出ない靴を探すべきだったと思います。
日本では最近でこそネット検索で「もしかしたらこの痛みはモートン病ではないか」と見当つけることが可能になり、情報をつかんでごく初期に対処もできると思います。
でも私(達)のようにネットの情報がなかった昔の世代は、何軒病院に行っても原因もわからず、こじらせてしまっている患者が多いはずです。
すでに神経腫状態になっている場合は、保存療法はもうほとんど効果はないのでは?
手術についても、日本のサイトと同じようにさらっと書かれていますが、実際には医師は薦めないです。
正直なところ、英語で書かれたモートン病患者のブログやコメントを読むと、気が滅入るものも結構あり、医師が薦めないことも仕方がないとは思うのですが、日本のブログでモートン病手術の経験談を公開している方は、良い経過をたどっている方が多いように思います。
その手術は神経の一部の切除、もしくはその神経の周りの組織との剥離になりますが、一般的には回復にはそれほど時間はかかりません。」
引用 http://orthoinfo.aaos.org/topic.cfm?topic=A00158
”Several studies have shown that a combination of roomier, more comfortable shoes, nonsteroidal anti-inflammatory medication, custom foot orthoses and cortisone injections provide relief in over 80 percent of people with Morton's Neuroma. If conservative treatment does not relieve your symptoms, your orthopaedic surgeon may discuss surgical treatment options with you. Surgery can resect a small portion of the nerve or release the tissue around the nerve, and generally involves a short recovery period.”
80%は高い数字です。
おそらくモートン病の初期に適切な処置があれば、治癒される可能性が高いということですね。
もう遅いですが、初めが肝心で、まず痛みの出ない靴を探すべきだったと思います。
日本では最近でこそネット検索で「もしかしたらこの痛みはモートン病ではないか」と見当つけることが可能になり、情報をつかんでごく初期に対処もできると思います。
でも私(達)のようにネットの情報がなかった昔の世代は、何軒病院に行っても原因もわからず、こじらせてしまっている患者が多いはずです。
すでに神経腫状態になっている場合は、保存療法はもうほとんど効果はないのでは?
手術についても、日本のサイトと同じようにさらっと書かれていますが、実際には医師は薦めないです。
正直なところ、英語で書かれたモートン病患者のブログやコメントを読むと、気が滅入るものも結構あり、医師が薦めないことも仕方がないとは思うのですが、日本のブログでモートン病手術の経験談を公開している方は、良い経過をたどっている方が多いように思います。
2013年6月3日月曜日
「両足がモートン病になる確率は15パーセント」
「もし片足にモートン神経腫があるなら、15パーセントの確率で両足にできる可能性があります。患者は主に30歳から50歳位の女性です。」
引用
About.com の足医学Podiatryのページからの引用です。http://foothealth.about.com/od/neuroma/a/MortonsNeuroma.htm
”If you have a Morton's neuroma, there is a 15% chance you will develop it in both feet. Morton's neuromas occur most commonly in women who are between 30 to 50 years old, often due to poor-fitting shoes.”
どこで読んだか憶えていませんが、両足にはまずできないと見たことがあります。でも私も両足にありますし、ここでは15パーセントという数字ですから決して低い確立でもないようです。足の形や使い方は両足似ているので、両足に発生するのでしょうか。
2013年5月31日金曜日
患者としてモートン病治療の情報がほしい、そしてそれがだれかの役に立てば・・・
鋭い痛み、焼けるようなしびれ、靴を脱ぎ捨てたくなる強い圧迫感。
体重がかかる足のつま先の疾患、モートン病による症状はとてもつらいです。
保存療法ではもはや治癒できない場合、手術の指針がありますが、リスクが伴う場合がある神経切除、神経腫切除、神経剥離手術は日本では積極的には行われていません。
元々情報が少ないうえ、ネット上で得られる情報も通り一遍ものが多いように思います。
モートン病とは http://www.joa.or.jp/jp/public/sick/condition/morton_disease.html
英語で Morton's neuroma (モートン神経腫)で検索すると、英語のサイトから少し違ったニュアンスの情報、日本語のページにはない記述も得られるようです。
私自身の今後の治療の模索のため、それらの中からモートン病の治療、手術、診断等に有益な情報があれば、備忘録として残しておこうと思います。
信頼できそうな英語サイトや記事からの気の向くままの引用抜粋の訳であり、すべてが正しい情報であると確認されたものではありません。
書かれていることをそのまま、日本語に訳したものです。
私もまた数件の足の外科の病院であらゆる保存治療を終えてもよくなっていません。
主治医が私のモートン神経腫への手術に積極的ではなく、実生活上の不便と今後の不安で悩んでおります。
神経切除による後遺症、痛みの残存等が、まずネックになっているようです。
少なからずの患者さんが私と同じ状況にあるのではないでしょうか。
また私の状況も少しづつ書き足します。
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