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2014年7月31日木曜日

~術後11カ月

ポルトガルへ旅行に行きました。 

首都リスボンを拠点にして、ベレン、シントラ、ロカ岬、カスカイス、ナザレ、オビドス、ファティマなどを9日間、主人といっしょに回ってきました。
梅雨のじめじめした日本から乾季のポルトガルへと、一気に空気が変わりました。


高低差の大きなリスボンの街を、路面電車やバス、メトロが網羅しており、街中にはケーブルカーやエレベーターもありました。
レトロな雰囲気のある路地を、大きくカーブ、上下しながら縦横無尽に走る路面電車からは壁に手が届きそう、テーマパークのアトラクションのようです。




観光のトップシーズンで交通機関が充実していたので、足には思ったほどの強行軍にならずに済みましたが、相当な距離を歩いています。

歩数計を見ると、こんな感じです。単位は歩数。

私にとって連日これだけ歩けるようになったのは、すごいことです。
 











ムーアの城壁の頂上に登って下りたり 
ユーラシア大陸の最西端のロカ岬まで行ったり


これだけ歩くと、さすがにつま先の色んなところが痛みましたが、以前のように痛みで立往生することはありません。
他の神経腫もあるし、小指も痛い、でも手術した部分に関しては、酷使すると痛みと言うより痺れの塊のような、しこりのような感覚です。
足に特に異常のない主人でも、踵や小指が痛いと言っていた位の距離だったので、こんなものだと思います。



2012 5月 イタリア ポンペイ 
2年前、この旅を終えたらモートン病の手術、と決めて、南イタリアを旅しました。 結局はもっと先になってしまいましたけれど。
当時、長距離を歩けるのは、靴底が厚く硬く、しならない、基本形のクロックスだけになっていました。
しかもクッション入りは冬用のものしか見つからず、初夏の南イタリアをこれで歩くのはとても残念!でした。荷重で痛みが増すので、荷物も主人に持ってもらっていました。
靴底が全くしならないのは、神経腫には少し楽ですが、代わりに太ももやふくらはぎはパンパンに疲れたのを思い出します。





今回、インソールを3回調整してもらった、このドイツのメーカーのコンフォートサンダルを履いて行きました。靴自体の添いがいい感じだったので、インソールもつけてもらいました。
私はこれまでインソールを作ってもらって、あまりよかった試しがありません。
シューフィッターの方は、モートン病知識は持っているかたが多いですが、モートン病ならば「中足骨部のやや踵よりの中央部分をサポートし大きく持ち上げる」と言う教科書的なインソールを作ろうとします。 

私の場合、そういうインソールは却って痛みがでるのです。 
2014 7月 ポルトガル ベレンの塔 
結局は痛くて歩けないので、インソールのサポートを私の好みに少しずつ削ってもらいました。
教科書的なことが万人向けではないということです。
インソールでの痛みの調整は難しい、ないよりはあったほうがいい位と感じており、大事なのはやはり靴自体です。


全体的に軽くクッションを入れてもらい、かかとがブレないように成型してもらいました。この靴はとても歩きやすいです。





実のところ、この旅行前に、8年来の持病の耳の不調が起き(低音障害型感音性難聴、蝸牛メニエール病)、ぎりぎりまで出発を迷っていました。 
足の方より耳のことで頭がいっぱいの状況で出発しました。

この病気の今回の経過ですが、医師のアドバイスもありメニエルの難聴発作中に長く飛行機に乗る選択をして、同病の方の参考になることもあるかもしれません。
時間があればざっと書き留めます。

蝸牛メニエール病になると、低音障害型感音性難聴が繰り返し起き、難聴とめまいが進行していくと言われています。

突発性難聴とは別の疾患ですので、絶対に参考にしないでくださいね。



2014年7月24日木曜日

~術後10ヵ月

親戚の結婚式がありました。

式場のホテルまではフラットな靴で行き、ホテルで5センチヒールのパンプスに履き替えました。
パンプス自体長く履いたことがないですし、今なら色んな工夫のある歩きやすいパンプスがあるようですが、会場だけなら大丈夫だと思い、昔の5センチパンプスを引っ張り出し履いてみました。

パンプスの指先のしめつけの窮屈な感じに不慣れなことと、前の方、中足骨部に体重がかかることになるので、痺れがきつくて気持ちが悪く、披露宴中テーブルの下で靴を脱ぎ、見えないようにずっと靴の上に足を置いていました。

その場だけでもヒールを履きたい場合は3センチ位のもので、工夫のあるものにしないといけないと思います。
でも私さえ気にしなければ、どうしてもヒールでなければならない状況など、今後あまりないかもしれません。


お年寄りでも、たまにエレガントに華奢なヒールを履いている方を見かけますが、ほんとにまれな、運のよい方なんでしょうね。







2014年5月23日金曜日

~術後9ヵ月

ふと思いつき、ペットボトルを重しにして、湿らせたタオルで足指での手繰り寄せ運動をしてみました。
リハビリでやっていた運動を久しぶりにやってみたわけです。

手術後、まじめにやっていた頃は術部に関わる第3,4指は力が入らず、タオルの上をスカスカと撫でるばかりで、第2指と小指が頑張ってタオルを引き寄せていました。

それが今ではぐいぐいと3,4指が率先して、力強くタオルを手繰っているではありませんか!
既に自然に体重を3,4指にかけて歩いているので筋肉がしっかりついたということでしょう。
知らないうちにここまで来ていました。

このたくましい3,4指の動きは、私の感じ方とはまた別のところで、客観的な回復の証拠を見せてくれました。

術後のリハビリの先生によれば、手術後であることもあるけれど、それまでもモートンの痛みのため足先に力を入れず、付け根の患部をかばうペタペタした歩き方をして来たので、3、4指には元々力がなかったのではないか、ということでした。
そして指に力がないことで、神経種のある中足部に負担がかかり、悪循環となるのですが、ニワトリが先、卵が先のような話で、痛むのですから頭でわかっていてもどうしようもありません。

術後すぐは、左足の指のほうがまだ少しは力があるように見えていましたが、今では格段の差で右足指のほうがたくましく動いて掴んでいます。

少し先に長い旅行の予定があります。
現地では出来るだけ交通機関や車を使って移動するつもりですが、それでも坂の多い国、街をフリーで旅するので、足には相当負担のある旅になると思います。 

そのために今靴を調整しており、念のため予備靴も持っていきます。

年々体力も落ちていますし、下調べと準備をしっかりして、あれもこれもと欲張らず、柔軟性と余裕のある旅にしたいです。

この旅でこの手術の真骨頂を発揮できますように。


2014年4月25日金曜日

The result of my surgery for Morton's neuroma ~ After the surgery~


I'm not really sure if my blog has any overseas reader. As this sometimes gets access from abroad, I guess there are some.

I'm writing this to tell you the result of my surgery for Morton's neuroma which I underwent last summer.

Now that 9 months has passed since the surgery and I’m getting better off, I think it is about time to report my postoperative recovery in English.

I'm willing to inform you that my surgery ended up in success! Positive! Plus!

Honestly speaking, I had had some nagging sensations in the first few months from the surgery, which were totally different from the ones in pre-operation. 

It seemed to me something like a lump or a small ball existed in the tarsal of my foot.  It is very difficult to describe precisely the unusual sensations in my poor English, though.

But what matters is most of them gradually disappeared over time.  I'd like to stress this point.

Now everything is falling into places.

 It doesn't mean my right toe has completely recovered or got back to its pristine condition, as I had the part of the nerve removed . 

Even so, I'm very satisfied with the outcome.  I can walk long and even run, wear normal shoes!

 Like you, I also had difficulties finding an experienced orthopedic and making the decision of getting excision as well for years. 


I posted a detailed diary of the progress of my recovery in Japanese.
If you like and it is possible, have a quick read  by using "google translator "or something, even though there must be a lot of mistranslations with it.

 Since I still have another different neuroma with my left toe, I might have to face the reality again sometime in the future.    It is a different problem here, though.

I believe my experience this time will help myself , if the time comes.

It would be very nice if my message could help and encourage you as well.



2014年4月3日木曜日

もやもやしていたこと ② 続き

B大学病院でもまだ何とか歩けている状態ならば、手術はいつでもできるので熟考するように言われました。

私のように長期間の痛みがあり、もし脳がその慢性疼痛憶えこんでいるなら、痛みの部分から脳に発する痛みの信号を断ち切る薬が有効かもということで、「リリカ」を半年処方され、少しずつ処方を増やされましたが、副作用があっただけで全く足の痛みはとれませんでした。
「リリカ」は全身が痛む難病、線維筋痛症の特効薬、エースであり、神経障害性の疼痛にも効く薬ということで、慢性の腰痛などにも使用される薬です。


Bの先生から「もう手術しかないですね」と手術が決まった時、両足一緒に手術するという提案さえ出されていたのです。


手術ベッド空き待機の期間の痛み低減のため(だと私は思っていたのですが)、ある種の抗うつ剤が、脳に作用し痛みを軽減できるケースがあるということで、トフラニールという抗うつ剤の服用の提案をされました
ちなみに私はうつ病ではありませんでした。
実際に線維筋痛症やリウマチなど慢性疼痛を伴う患者さんに、痛み止めの補助剤として、抗うつ剤は処方されることがあるそうです。

しかし、私の場合、痛みの大元、発生源の神経腫があるのですから、今の時点で脳に作用する薬剤を効くかどうか試すのがいいのか?素人ながら疑問には感じました。
鬱のお薬を出された頃から「?抗うつ剤?」とさらに思うようになりました。

暖かい季節になったせいか、その鬱の薬はほんの少しだけ効いたのか、痛みをぼやかしているような気もして、次の診察時に何気なくそれをBの医師に伝えたとたん、「手術しても痛みは取れない。手術はやめたほうがいい。トフラニールは最大量あと6倍(だったか?)まで増やせるので、それで行こう。」と言い出したのです。
はっきり言って、実験レベルです。

モートン神経腫の痛みは、神経腫が物理的な刺激を受け出現する、とがった衝撃痛です。
神経腫がある限り、抗うつ剤やリリカを試す痛みではないと思います。
(もし切除手術後も痛みが残った場合は、試す価値がある薬なのでしょう。)


10数年悩んで、覚悟して決めた手術、ここに至って、抗うつ剤を使用するような、お茶を濁す治療にひっくり戻され、どこまで引っ張られるのか。
コロコロ変わる方針、残酷な言葉、研究本位の治療。
手術の効果を否定され、患者はどれだけ絶望するでしょうか。


抗うつ剤はうつ病の人が服用した場合、離脱するのには慎重を期す薬だと聞きます。
万一、モートン病の痛みに抗うつ剤が効くと仮定しても、鬱病でもない患者が、最大量の抗うつ剤を飲むことによる副作用は? 
そして一生飲み続けるのか?


B病院の先生に手術却下された日、茫然自失で家に帰って来ました。
次の日から、諦められない、と英語のモートン病に関するサイトを読み出しました。
それがこのブログ開設に繋がっていくのですが・・・・
あれからもうすぐ一年です。


Bの先生は本当に手術は効果がないと思っていたのか、神経腫の痛みに対しての抗うつ剤のテスト治療を受け容れさせるためにそう言ったのか、今となってはわかりません。
いずれ手術に至るのであれば、ベッド空き待機期間に色いろなお薬を試そうとされていたのかもしれません。


今さら済んだことを書くつもりはなかったのですが、先日B病院からの手術日決定の連絡を受け、なんて適当なんだろう、患者自身がしっかりしていないと、翻弄されいいようにされてしまう可能性があるのだ、とあらためて当時の辛い思いが蘇りました。

2014年4月2日水曜日

もやもやしていたこと ➀

モートン病についてもそうですが、治療法や手術方が確立していなかったり、または治療の選択肢がいくつかある場合、自分で考え、覚悟して選択することが必要と、あらためて感じた事が先日ありました。

過去の手術前の葛藤を詳しく書く予定はなかったのですが、あるきっかけにより、ずっと抱えていたもやもやを書くことにしました。


今回手術を受けたのはA病院です。
その前、B大学病院で一年間、足の外科の名医と言われる先生に診てもらっていました。
B大学病院には、数年間診てもらっていたC大学病院(この先生は神経を触りたくないという方針でしたのでステロイド注射のみでした)から、手術のために紹介していただいたのです。

B大学病院で医師に一旦決定した手術が却下され、A病院で手術した経緯は以前書いた通りです。

が、A病院での手術から7か月経過したころのことです。
B大学病院から、私の入院と手術日の決定の電話がありました。
びっくりしました。私はB大学病院の先生にはっきりと手術却下されたのですから。
そして、その後B病院には行っていません。

そのB病院からの電話で、私がずっと手術の空きベッド待機のリストにはいったままの状態になっていたことが分かりました。
手術日までが決まっているということは、整形外科の手術のカンファレンス等も済んでいるのでしょうか。
B大学病院で手術が一旦決まった時、混んでいるので半年以上は手術ベッド空き待機になると言われましたが、実際はそれから10カ月間の手術待機だったことになります。


連絡をくれたB病院の看護婦さんに、先生が手術はしても痛みが取れないと断言し、決まっていた手術を棚上げされ、どれだけ大変な苦悩と葛藤があったかということ。
その後診察には行っていないこと。
今となれば、Bの先生のその時の気分の言葉のようにも思えてくること。
別の病院ですでに手術を終えていること。
手術の連絡にいまさらながら驚いていること、を簡略に伝えました。

看護婦さんには何の責任もないのに、冷静に謝ってくださいました。
恐らく、大学病院(治療機関である前に研究機関でもあります)でありがちな事情を、私の言葉の中に、読み取ってくださったのだと思います。

次にB大学病院で、一年間受けていた治療投薬のことを記します。
あえて実験に近いものだったと言えると思います。
誰かが同じような投薬を受け、それが功を奏せばもちろんよいことですが、期待を持っては落胆することを繰り返し万策尽きて、さらに追い打ちをかける堂々巡りのような状況に陥ってほしくありませんので、参考までに書き留めることにしました。

②へ続く

2014年3月26日水曜日

~術後7ヵ月

2か月ほど前のことを考えると、症状がまたよい方向に前進しているようです。
感覚麻痺による運動機能の大きな問題はないですが、しいて言えば靴下や靴を履くとき、勘で探って履いていたのが、目で見て足を入れないといけないこと、また根がせっかちなせいか、よく物の角などで薬指をぶつけます。

感覚が変わったので物との距離感の取り方が変になっているのでしょうね、思いっきりやってしまいます。気を付けないといけません。
よく小指を角で引っかけることがありますね。それが薬指に移ったような感じです。
たまに切った奥で、小さくチクチクと感じます。


第四指で踏ん張ることができるようになり、小指の痛みが随分ましになりました。 
モートン病では筆で指の間の感覚を試すチェックがありますが、今回の診察で、手術部位や指の感覚が少しだけ戻ってきているのが分かりました。

デパートで見た春夏らしいフラット靴、足入れも添ういい感じで、底もしならずに硬い。
ただちょっと底が薄いかも・・・
先生の底が厚いものを履くようにとの言葉を思い出し迷いましたが、距離が短い時ならいいかと買ってしまいました。
失敗ならその靴ともまたさよならですが、そういう靴を買う位までになりました。

2014年3月10日月曜日

~術後6ヵ月


モートン病の手術から初めての冬。

雪が降るような厳寒の日が続くと(当地は暖かく降雪は珍しい地域です。)、無感覚、麻痺が強くなるような、指の動きが悪くなるような感じはありますが、想定内です。

神経を切除したら、冬には指が氷のように、物体のように感じるのかと思っていたので、想像していたほど寒さは堪えません。

気になる時は、指の屈曲運動したり足の甲側にカイロを張ったりしていました。


真冬になり、つい外で歩くのが億劫になったこともありますが・・・と言うより、慣れようとしなくても今の状況を受け容れて気持ちが楽になり、特に意識して歩かなくなりました。


とは言え、この厳寒時に伊勢神宮へと東京ディズニーランドとシーへ旅行し、特にTDLとTDSでは歩数計の記録更新する位、たくさん歩くことができました。
靴はインソールを入れたウォーキングシューズでした。

手術した3,4指間は大丈夫なのですが、左足と、右の2、3指は(まだ2,3指間に手つかずの炎症があるので)、これほど長く歩くと痛みます。

でも手術していなければ絶対に歩けなかった距離を、しかも厳寒の時期に歩けたことは大感激でした。


ふくらはぎのストレッチやふくらはぎもみの本が流行っていますね。
健康のためストレッチをずっとしていますが、モートン病によいと言われるふくらはぎストレッチもしっかりやっています。


2014年2月22日土曜日

~術後5ヵ月

これまで程の急な変化は感じませんが、内部ではまだ修復はゆっくり進んでいるようです。

長く歩いても、第4指あたりにモートン病の指の圧痛が出なくなりました。
(手術前よりずっと軽くなっていましたが、術後の数か月は残存していたことになります。)
指の屈曲にも自然に力が入ります。

たまに切った辺りがチクチクしたり、ちいさな違和感はありますが、日々の生活では紛れてしまうものです。
気になるのは、小指が痛むことです。


手術後5カ月経過ごろ、ハワイへ旅行しました。
特に長く歩く旅ではありませんでしたが、旅行だということで考えすぎて、靴選びを失敗しました。

土踏まずのサポートのあるサンダルを履いたのですが、もうそこまでサポートのあるものは必要なかったようです。
土踏まずとふくらはぎが疲れ、おまけに靴擦れをおこしましたが、暖かい気候は足にはよく、手術した部分が辛かったり痛むことはなく、年末のカウントダウン花火を見て機嫌よく帰って来ました。


右足がどんどん良くなり、気になってくるのは左足ですが、左は靴の選び方でまだやり過ごせそうなので、行くところまで行こうと思います。
左足の神経腫はMRIでは右のものとほぼ同じ大きさですが、今回手術した右の方がずっと症状がきつかったです。 

将来左も手術の必要が出てくれば、そのころには昨年の記事に書いた「神経凍結アブレーション手術」が選択肢の一つとして日本で実施されていたらいいなと思います。

「来年のことを言えば、先のことを言えば鬼が笑う。」で、今はどうにかなるさ~ぐらいに思っておきます。

2014年2月14日金曜日

~術後4ヵ月


4か月後ごろには、異物感がますます平坦、曖昧になり減ってきました。
階段をまっすぐ降りられるようになりました。

お風呂の堅いタイルの上も、もう気になりません。

右よりまだ手術していない左足の方が気になることもあります。

3,4指の知覚はほぼありませんが、家の中で気付かず何かに引っかけたり、絡まったりしそうなことがある位で、それ自体は支障ありません。

指のモートン病特有の痛みは、長く歩くとうっすら出現しますが、4指の強い痺れの頻度は減ってきています。
小指は痛みます。


靴下やストッキング、タイツを履く季節になりましたが、弾性のあるものを履くと、弾性に指が負けてしまうのか、締め付け感や痺れがとても強くなります。

これは今後の回復いかんにかかっていますが、今シーズンは、足先の余裕ある柔らかいものを選ぼうと思いました。


これを機に靴の整理をして、手持ちの靴を履いたり、新しい靴を試し始めました。

路上で脱いだり履いたり出来ないので数年履けなかったブーツですが、とうとう履けるようになりました!
底がしっかりしてしなりにくいローファーも履けるようになりました。
 
このころまで、念のために具合の良い靴一足を予備に持ち歩いていましたが、そろそろ必要なさそうです

 私はまだほかの部分にも神経腫や炎症があり、罹患しやすい足のようなので、なんでも履けるわけではありません。
中足骨部分に負担のかかるヒールは、まず履くことはないと思います。
足にしっくりくる靴を慎重に選ぶのは今後も必須ですが、それでもおしゃれ心も残っていますし、手術したことで履ける靴の選択肢が広がったことは嬉しいです。


大事な事はことは、吟味して購入しても足が痛くなる靴は、その場合は無理せず潔く諦めること。
もったいないですが、足を守るために仕方がないですね・・。
そこは心に留めておこうと思います。

2014年2月12日水曜日

~術後3ヵ月

全期間を通し、感覚的なものにおいては2か月~3か月頃の回復が一番顕著でした。
 
硬い異物感の境界部分がより曖昧になってきて、足に合う靴を履けば、異物感はあまり気になりません。

裸足の場合はまだ気になりますが耐えられます。
後半には確実に違和感は減り、楽になってきました。

靴を履いて長い時間歩けますし、ようやく手術の効果を実感するまでになり安堵しました。

道の凸凹を踏んでも放散痛はもう出ないのですが、以前の記憶で条件反射で点字ブロックや出張った場所は避けてしまいます。


靴を履いて歩いた時に、小指の内側にこむら返りに似た痛みが出るようになりました。
まだ2,3,4指がしっかり踏ん張れない分を、小指がカバーして痛むのかと考えています。

第4指のきつい痺れや痛みも時々起きます。

切った傷の奥に鈍痛やチリっとした感覚を自覚することもあります。(これは大したことのない痛みです。)

 
2.5ヶ月の診察がありました。

「違和感が減ってきてよかった、今後もまだまだ改善の余地がありますよ。」とのことでした

2014年2月5日水曜日

~術後2ヵ月半


柔らかいカーペットや畳の上は裸足で歩けるようになりました。

つま先立ちで踵の上下も可能です。

記録的に長い夏でしたが段々涼しくなってきて、足のしこり感も減ってきている実感があり、足のためと気負った気持ちではなく、気軽に外出しやすくなってきました。


まだ色んな状況で痺れ痛みもでますし、モートン病的な圧痛もたまに出ますが、ますます歩き方が自然になってきていると言われました。


靴は退院直後買った、セミオーダーのインソールを入れた靴をまだずっと履いています。
手持ちのものも、そのうち試せるようになりそうです。

この靴がとても良かったので、退院後すぐから歩くことが出来ました。



今後寒くなるとストッキングや靴下をはきますが、足先が締まると気持ち悪いので、今シーズンは織の緩いものを探そうと思います。

2014年2月1日土曜日

~術後2ヵ月


術後2か月たったころ、ふと気が付けばスリッパを履かずに数歩歩いてる、そんな頻度が増えてきました。

足裏の気持ち悪さですぐ気が付きますが、 忘れるのはそれだけ違和感が減っている証拠、すごく嬉しかったです。

ふかふかのスリッパは暑くて鬱陶しいのですが、それまでは必需品だったので家に数個置いていました。


一週間前とはあまり変わらないけれど、一か月前を思えば改善している。
薄皮をはぐような地味な改善でわかりにくいですが、気づけば確実に改善しています。


長く歩くとまだ指にきつい痺れと圧迫痛は出ますが、術前は靴を脱がずには歩けなかった距離を歩いています。

劇的な改善はないけれど、2か月後あたりでようやく山を越えた感がありました。


                  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


実はモートン病手術経験者の方とメッセージを交換しており、手術前から色々親切に教えて頂き、勇気づけてもらっていました。

この頃もずっと励まして下さっていました。

手術経験者の方の言葉ほど、説得力のあるものはありません。
神経腫はもうないのだから、時間がかかっても回復していく、と思い直すことが出来ました。

それは病院の先生の言葉よりも力強く響きました。
ネットで知り合ったご縁に感謝ばかりです。

2014年1月30日木曜日

~術後1ヵ月半



木の棒のような内部の異物感は、朝起きたころが特に硬く強く感じます。


足を使うと、4指の根元に紐を巻いたようなきつい痺れが起き、これは術前の痺れや手術後の指の無感覚とは別物で、膨れ上がったようないやな感覚です。 
そういう時は動きも悪くなります。
もしこんな痺れが残ってしまったら・・・。 


整形学的に順調であることは嬉しいです。(機能的問題がないのは基本的なことですが。)

それでも、手術前とは痛みの種類が違い、一概に比べられませんが、強い違和感や別の痛みが出現して、よくなっている実感はないのです。


存在感を増すつま先の様々な感覚、その中で動かすことのプレッシャーがあり、退院後から手術後2か月までは、足の感覚上も気持ちの上でもしんどい時期でした。


この時点のはっきりした改善は、モートン病の放散痛が無くなったことだけしかわかりませんでした。

2014年1月28日火曜日

~術後1ヵ月

一か月が経ちました。
退院後もリハビリの指運動等を続け、痛くて暑い毎日ですが出来るだけ歩いています。

退院後の初めての診察で、まだ痛むのは普通のこと、関節の動き、指の筋力とも問題なく順調だと言われました。

可能ならつま先立ちをして加重するように、痛さに負けずどんどん歩く時間、距離を伸ばすようにといわれました。

この状態でつま先立ちか、う~ん、ハード・・怖い・・・でもやらなくっちゃ。



まだまだ手術の効果を実感するには至っていません。


夕方足が疲れたころ、4指の付け根にセロテープをきゅっと巻き付けたようなきつい痺れが出始めました。
これも気持ちが悪くて仕方ありません。


棒のような違和感も、この付け根の痺れも、靴を履いているときの方が感じにくく、裸足になるとより自覚されます。


たくさん歩いた後の方が、硬い違和感が薄くなるようです。






2014年1月27日月曜日

術後19~25日目

概して少しづつ痛みが楽になり、痺れがきつくなってきました。

日常生活、家事は大変ですが、自分ペースで可能です。

 
家の中で硬いフローリングを裸足で歩く時など、特にお風呂のタイルの上に足を置く時、足裏の堅い違和感を強く感じ、これがとても辛いです。

 
暑い夏でしたが、裸足では歩けず、違和感を和らげるために冬用の毛のついた低反発クッションのスリッパを常に履いていました。


酷暑の中、この足で外で歩くのは気が滅入り、また外だとどこまで足が持つかわからないので、自転車を手で押しながらのゆっくり歩行になります。


今後のこともあるので、試しに車の運転ができるかやって見ました


手術前は、アクセルに足を置いているだけですぐ圧迫痛と痺れが起きて、我慢できず裸足で運転したことも度々だったので、運転再開のチャレンジは、この手術の効果の試金石でもありました。


緊張して乗りましたが、結果はなんとかOK、安堵しました。

運転が出来れば、車でエアコンの効いたモールやスーパー、デパートに行き、歩く練習をし、
しんどくなれば休めて、移動にも買い物にも便利です。 


2014年1月25日土曜日

術後18日目 退院



家族に迎えに来てもらい退院しました。


歩くための靴探しでは苦労してきたので、色々な靴を持っていますが、現状、足の浮腫みのため履ける靴が大きなクロックスだけしかないようです。
 
 
主人が普段は単身赴任、子供たちは独立しているので、自分一人で行動できるよう、歩ける靴を手に入れるのが急務です。
 
見た目どうこう言っている場合ではないですが、クロックスはワイルドすぎて、外出には抵抗があります。
 
 
退院の夜、家族と外食しました。

靴を履いて座っていると、手術前に靴を履くと4指に出現していた、憶えのある締め上げるようなモートン病の痛みが....あれ?


靴を脱いだら痛みが去るのも手術前と同じです。あれ?
 
一挙に食欲が萎えてしまいましたが、ずっと心配をかけている家族にはその場で言えませんでした。

 
その後も靴を履くと、このモートン病の圧迫痛に似たものはしばらく出ていましたが、4ヶ月経った頃には消えて行きました。

 
先生も色んな感覚が出てくるとおっしゃっていたし、今となれば経過上の事だったと分かりますが、当時は先が見えないような気持ちでした。

 




 

2014年1月23日木曜日

術後15~17日目


浮腫みが徐々に引いてきて、足裏にしわができました。

指の痛みが全般的に引いてきています。

足元がしっかりしてくると、指にこれまで感じなかったような、糸が張ったようなチクチクした痛みや根元にひもを縛ったような感覚、色んなものが出現します。


スリッパが緩衝になって多少ごまかせますが、内部に木の棒があるような違和感がきつくて、ため息が出ます。


退院前の最後の診察がありました。


〇 当分、違和感を感じにくいように、底がぶ厚く、土踏まずをしっかりサポートする、柔らかい素材のインソールがはいった靴を履いた方が楽だろう。
家の中でも、楽ならばスリッパを使用したほうがいい。(モートン病一般とおなじですね)

多くの場合、違和感は自然に取れていくので、慣れる努力の必要はない。 


〇 痛くてもどんどん出来るだけ歩く、足を使う、これからこの足でどれだけの距離を歩くかが回復に繋がる。
  
       ↑

これは先生が初めから強調されていました。

手術直後からのリハビリに戸惑いはありましたけれど、ここまで来たら先生の方針通り今後もやるしかありません。


2014年1月22日水曜日

術後12~14日目



手を添えれば怖々足指の背曲がゆっくり出来るようになり、リハビリでは松葉杖を外した歩行が始まりました。

3、4指の痛みはましになっていますが、堅い違和感をますます感じます。


勇気を出して踏みしめているつもりでも、リハビリの先生からは腰が引けて、つま先には体重が乗っていない、踵を頼ってしまっている、と言われます。


神経を取り感覚がないのに、なぜ痛みがあるのでしょう。


退院後の生活のために階段の昇降練習もありました。
まっすぐ降りられるようになるのはいつのことやら、降りるのは大変です。



事情により、退院が一週間延びました。

病院にいると時間が止まったようで、つい意識が足の方に行ってしまいます。
気持ちを紛らすことができないので日常生活に早く戻りたいですが、仕方がありません。

退院後の生活がスムーズにいくように、病院でしっかり準備します。
 

 

                

2014年1月17日金曜日

術後9~11日

残りの抜糸が済み、傷の見た目はとてもきれいに治ってきています。

濡らしたタオルの足指での手繰り寄せと背曲の練習が始まりました。

初めはは3,4指は力が入らず、タオルの上をかすってばかりでしたが、このタオルの手繰り寄せ運動は、のちには重りを付けてやりました。


以前、お医者さんに足指や足裏の筋肉を付けるためにタオルの手繰り寄せの運動を薦められ、足指のグーチョキパー運動と共にしていましたが、乾いたタオルで重りもつけずに軽々やっていたので、あまり意味がなかったと思います。



抜糸が終わったので、ようやくお風呂に入れるようになりました。
体を拭くのに毎日熱い蒸しタオルを5枚が支給され、シャンプーは洗面台でできましたが、夏の事でもあり、ほんとにお風呂にはいりたかった。


スリッパで歩くのとは違い、お風呂場の堅いタイルの上を素足で歩くと、2、3指下の堅い違和感がさらに自覚され、右足を床に付けていられない位に気持ちが悪く感じました。


前日の先生の言葉で安堵したはずが、久々にお風呂に入った清々しさより、よくなるのだろうかと思った不安の方が記憶にあります。

                

2014年1月14日火曜日

術後8日目


傷の半分の抜糸をしました。
まだ先が見えませんが、整形外科的には術後の経過はよいようです。

2指と3指間下にある膨れたような堅い違和感は、荷重が増えるにつれますます存在感を増してきました。

堅い棒が内部にある感覚なのですが、実際はもちろんないのです。


これは痛みよりもっと気になります。
神経腫が無くなったのに、これでしっかり歩けるようになるのだろうかと、落ち込みます。


3,4指はたまに糸を張ったような痛みが走り、屈曲するとしっかりと力が入らず、他の指に比べ浮いています。   
皮膚も表面がピリピリしています。

不安になり主治医にこれらのことを質問しました。

私の不安とは裏腹に、これらを特に気にされず、答えは下記の通りでした。


「神経を切っているので、感覚的な問題は今後も出現するかもしれないが、神経切除後の過程上あり得るものである。

3,4指の痛みは今はしばらくあってしかるべきもの。

無理はしないほうがいいが、痛くても動かして歩く方がよい。。

無理をしすぎたと思ったら、次の日は休む、位の気持ちでどんどん動かすこと。

患者さんは術後様々な症状を訴える場合があるが、大抵のものはゆっくりと消失していく。

違和感を訴え方も様々で、足にじゃりや石、米粒が入ったように痛む、という表現をされる人もいるが、ほとんどの方は時間の経過でよくなっていく。」

先生の言葉で一応安堵しました。









2014年1月13日月曜日

術後7日目


足をおろすとジンジンします。

ガーゼの交換があり、足裏に薄く敷いていたスポンジを取りました。


指の付け根の団子状になっていたガーゼが取れたのですっきりしましたが、スポンジが無くなって直接スリッパに足裏が当たると、ゴロゴロした違和感がよりはっきりしました。


これを痛みと表現するのか、何と言ったらよいのか・・・。


まるでつま先に縦長の木の棒が一本入っているような、硬い小さなバルーンが埋まったような、とても気持ち悪い感覚です。


モートン病独特の、踏み込むとパキッとなる放散痛は消失しています。
何度も踏み込み、指に走る痛みは出ないことを確認しました。

2014年1月12日日曜日

術後6日目

痛みは前日よりましです。

でも立っていても、かかとで踏ん張っても、布団が指にかかっているだけでも、足先がジンジン痛みます。


包帯の巻き替え、消毒等は行われません。



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入院中、フライバーグ病の手術で入院中の学生さんと知り合いました。

フライバーグ病(ケーラー病とも言う)は、多くの場合患者は若い女性で、足指3,4指下の中足骨が割れる病気です。(骨折ではありません)

モートン病と痛みの場所は似ていますが、痛み方は違うようです。
色んな疾患があるのですね。

その人も大学病院にかかるまで病院を転々とし、数年前に片足の手術をした後、もう片方の足も同じ病になり今回の手術になったそうです。


初めの手術では遅々とした回復に不安だったけれども、ちゃんと回復したので、二度目の今回はあまり心配していない、Laraさんもきっと大丈夫ですよ!と励ましてもらいました。


今回の入院で、両足が年数を開けて同じ病気に罹患し、片方ずつ手術したという患者さんをよく聞きました。

2014年1月11日土曜日

術後5日目

片松葉杖にして歩行練習をしました。 早いです。

踵歩きではなく、患部にしっかり体重を乗せる普通の歩き方が目標のようですが、痛みと怖さで腰が引けます。


歩くと時折第2、3指の先の方に鋭い痛みが走ります。

術前の痛みとは似て非なる感覚です。

不思議に傷自体の痛みは感じませんが、指や周辺の痛みと違和感が強いので、それで紛れているのかもしれません。


包帯の中でガーゼが団子状になって、2,3指間に残る小さな神経腫のある場所を刺激しているのか、痛みのような違和感が時間と共にでてきました。

            

2014年1月10日金曜日

術後4日目


3.4指だけでなく、第2指もしびれて痛く、切った部分の裏にはどんと重いような痛みがあります。

主治医より順調なので、明日からリハビリでは片松葉杖にして、全荷重で歩行するように、車いすともう片方の松葉杖は、出来るだけ使わないようにとのことです。

しかし、これまでなかった色いろな感覚が出てきて全荷重は勇気が要ります。


手術直後から、結構きついリハビリが進んでいきます。

2014年1月8日水曜日

術後3日目


リハビリで少しだけ右足に体重をかけられるようになりましたが、まだまだ怖いです。
包帯でグルグル巻きのままです。

車いすに頼らず、出来るだけ手術した足を使い、松葉杖でどんどん歩行するようにと言われました。 

なぜか第2指の下辺りが痛み、痺れます。
手術していない2,3指間の小さな神経腫が痛んでいるのでしょうか。

少し足のむくみがあります。


2014年1月7日火曜日

術後2日目

朝に酸素マスクが、お昼頃に点滴などが外れました。
ベッドから起きて一人で車いすでお手洗いに行けるようになりました。
足底にはマットのようなものがついています。

午後、早速リハビリ室で松葉杖の使い方を教えてもらいました。
片足を庇うように松葉杖を使うのではなく、できるだけ早期に全荷重で両足で歩くのを目標にとのことですが、前日に手術をしたばかり、痛さと怖さで、とても手術した方の足には体重がかけられません。

取り敢えず松葉杖で移動できるようにはなりましたが、車いすの方が楽です。

リハビリ室で恐る恐る患部を床につき、術前には床に足を置くとポコポコ上下していた神経腫が消失したのがはっきりわかりました。

完全ではありませんが、当然3指4指の感覚は術前よりもっと痺れています。

2014年1月6日月曜日

入院~モートン病手術当日 


手術の前々日に入院、前日に全身麻酔の説明などがありました。
入院の予定は2週間でしたが、諸所の事情により結局3週間入院しました。


肺の疾患があるので肺のCTを撮りました。全身麻酔は大きく分けると二つのタイプがあるそうですが、今回の麻酔は口の中でバルーンを膨らませる方法なので肺への影響はないとの結果でした。

手術後はギブスなしで、翌日からリハビリをし、できるだけ早期から全荷重で歩くように、との主治医からの指示を聞きました。


これまでほかのモートン病患者さんの手術記ブログでは、術後はギブス固定をしたり、できるだけ手術した足に体重をかけずに安静、また歩行が始まっても踵歩きの時間がとても長いようでしたので、正反対の指示にとても心配になりました。
でも私は先生を信じ指示に従うしかありません。

執刀医は足の外科学会に所属されている専門医です。


酷暑の時期だったので、手術室に行く頃は手術のための朝からの水分制限で喉がカラカラに干上がっていました。

手術室に入ったのが1時半、出てきたのが家族によると3時45分だったので、前後の麻酔の処置等の時間を考慮すると手術自体は1時間15分位だったようです。


手術は全身麻酔、足の甲からメスを入れ、神経を糸状のもので釣り上げるような形で行い、リスクの一つである断端神経腫が形成されないように、神経の先端は切りっぱなしにせず筋肉の中に埋め込んだと後に説明を受けました。

(その先生の執刀でのモートン病の手術後に断端神経腫が出来てしまった経験はないそうですが、ごくまれに起きることはあるそうです。)


右足のすべての指が痛む感覚と共に麻酔から醒めました。
「足がいたい・・・」とまわらないロレツで言ったのを憶えています。

術後すぐ痛み止め剤を点滴に入れてもらったらしいのですが、切った傷の所ではなく、指全体が真夜中までひどく痛みました。
まるで神経腫が最後まであがいているかのよう。


一本だけ痛み止めを追加できると言われましたが、ピークがいつか分からないので、もう少し我慢我慢・・と思ううちに、急性の痛みは去りました。

患部は包帯でグルグル巻きで、足を高くした状態で仰臥。